H22.6.5 平標山(娘9歳)!


2010年06月05日


平標山左廻りコース(標高差1,004m 行動時間9時間)

メンバー たけお(38歳)&娘(9歳)

コースタイム

06:30 平標登山口   (標高980m)

07:50 平元新道登山口(標高1,200m)

09:20 平標山ノ家    (標高1,650m)⇒朝食休憩(40分)

11:20 平標山      (標高1,984m)⇒昼食休憩(40分)

13:30 松手山       (標高1,614m)

14:00 巨大鉄塔     (標高1,411m)

15:20 平標登山口   (標高980m)



2010年06月05日


平成22年6月5日(土)、娘と平標山に登ってきました!

昨年10月に娘を連れて平標山に一度挑戦したのであるが、その時は強風のため松手山でリタイヤ。しかし、どうしてもこの山の素晴らしい稜線を娘に見せたくて、再び挑戦したのである。

太平洋と日本海側の分水嶺に位置するこの山域は、風が強いことで有名なのであるが、3日前に週間天気予報をみると6月5日(土)は群馬県も新潟県も晴れで降水確率はどちらも20%!


これはリベンジのチャンスと急きょ今回の日帰り登山を計画したのであるが、前日の天気予報では新潟県の午前中の降水確率が50%にはねあがってしまっていた。

嫁(この人は、もちろん不参加である)から、「絶対に無理はさせないでね!」と釘をさされながらも、娘の雨対策を万全にして、午前3:30寝ぼけている娘を車のリヤシートに寝かせて、嫁の用意してくれたお弁当を持って出発したのであった。


群馬県側はポツリポツリと雨模様であったが、関越トンネルを越えると、新潟の空は青空も見えて安心する。しかし登山口駐車場に到着すると、天気予報通りいまにも雨が降りそうな重たい雲が空を覆っていた。登山者カードをトイレ脇のポストに投函し、雨が降らないことを祈りながら午前6:30出発する。



今回の登山、なぜか娘もヤル気満々であるのだがそれには理由があるのである。
実は、1週間程前に娘を登山に誘った時は「本当は山登りなんかだいっきらいなんだ!パパが無理やり連れていくからしかたなく行ってるんだ、絶対行かないから!」と山登りを全面否定されてしまった。

遂に反抗期に突入か?と今回の娘との登山については半分諦めていたのであるが、前日になって、突然御褒美にヌイグルミを買ってくれることを条件に山に登ると言い出したのである。(休日を一人のんびりと過ごしたい嫁の秘密工作があったのかは定かではない・・・)

娘にどんなヌイグルミと尋ねると「ダッフィーというクマのヌイグルミだよ」とニコニコしながら答えるので、それくらになら私の小遣いの範囲内だろうと、こちらも快諾し交渉成立したのである。が、・・・山頂を踏むまでこのダッフィー人形に恐るべき秘密が隠されていることについては、まったく知らなかったのであった!



2010年06月05日


さて、山レポに戻ります。たぶん午前中にひと雨くると予想していたので、いきなり急登の松手山コースは避けて1時間の林道歩きから始まる平元新道コースをとったのであるが、歩き始めて30分もしないうちに大粒の雨が落ちてきた。

慌てて娘のフリーフを脱がし、カッパに着替えさせる。1時間20分程で平元新道登山口に到着、雨のなかズンズンと木製階段を登っていくと午前9時をまわったころで、突然新緑の木々を朝の優しい光が照らし始めた。予想よりかなり早いペースで天気が回復したことに大満足である。見上げると、真っ青な空と雲が頭上に広がり尾根が近いことを教えてくれる。


午前9:20、平標山の家に到着。なかなかの好タイムである。しかも朝方の雨のためか、ここまで誰にも会わなかった。もちろん山の家も管理人のおばちゃん意外誰もいなく、ホルスタイン模様の山と空と雲そして心地よい風を独占することができた。まずは、名物のおいしいかけ流し天然水をガブ飲みする!娘もおいしい水の味がわかるのか?それともスバラシイ風景がおいしくさせるのか、「おいし〜おいし〜」とゴクゴク飲む。

さて、時間はいっぱいあるので、贅沢にここの屋外テーブルで娘と朝食にする。こうして嫁が作ってくれた昼食用のおにぎりは朝食に食べてしまったのだが、なんと娘が3個も食べてしまい、私の口には1個しか入らなかった。良い水と空気は食欲も増幅させるようである(^-^)


午前10:00、朝食も済ませ平標山へ続く木製階段に取りつく。森林限界を越えた尾根には一面のお花畑が広がっていることを期待してきたのであるが、ショウジョバカマとイワウチワがひかえめに咲いているだけで、お花畑にはほど遠い状態であった。

ここで、娘にお花畑があるよと期待を持たせてしまったことを後悔したのであるが、娘にもクマザサの緑と残雪の白のコントラストのすばらしさがわかるのか、すごいすごいと、よろこびながらズンズン進むのであった。



2010年06月05日


平標山ノ家から平標山までは、植生保護のためか木製階段がよく整備されている。既に森林限界を越えており、ホルスタイン模様の仙ノ倉山の景観がスバラシイ!

景色が良いためか、樹林帯の中とは比べものにならないほど、軽やかに足が進む。1時間程で、山頂直下に広がる雪田に到着。初夏の雪に娘は大喜びで雪だるま(雪玉?)作りに夢中になる。山頂付近は新潟県側からモクモクと雲が湧き上がってくることから、たぶん本日最高のビューポイントはこの場所であろう。

最近一眼レフカメラを買った私も、ザックを降ろして仙ノ倉山方面の撮影に夢中になってしまう。やがて娘がふざけて私に雪玉をいくつもぶつけ始め、カメラをグショグショにされたところで、我に返り登山を再開する。



2010年06月05日


午前11:20 山頂到着!人気の山のはずであるが、朝方の雨のおかげで登山者は我々の他に3組程度でひじょうにすいている。

娘が「おしるこ、おしるこ食べようよ!」とせかすので、銀マットを敷き娘の靴を脱がせて大休止する。それにしても、去年の10月に強風に煽られ泣きべそをかきながら撤退したことはまったく覚えていないくせに、おしるこを食べたことだけは覚えているとはどうゆうことだろうか?

フリーズドライのおしるこに薄切り餅を加えただけの簡単なものであるが、他の登山者の羨望のまなざしを浴びながら食べるそれは、下界で食べるより、数段美味しく感じられるのだろう。

さて、おしるこをたいらげたところで、娘から衝撃の事実を知れされる!

娘 「山に登ったんだから、約束通りダッフイー買ってよね!」 

私 「もちろん、約束だからね!来週買いに行こう!」※私は「ダッフィー」とはトイザラスあたりで買えるクマのヌイグルミと思っていた。

娘 「本当にいいの?」

私 「もちろん、ちゃんと山に登ったからな!」

娘 「ヤッター、来週はディズニーシーだよ!」 (´∀`)ノ

私 「???・・・は、なんで?」 ( ;゚д゚)

娘 「ダッフィーはディズニーシーでしか売っていないクマのヌイグルミなんだよ!ケ・ケ・ケ!」

娘 「パパ一人で買いにいってきてもかまわないけで、一緒に行ってあげてもいいよ!」 (´∀`)ノ

私 「・・・中年おやじが一人でヌイグルミを買いに行けるわけないだろ! はめられた・・・」 (゚д゚;)

こうして、来週のディズニーシー行きが決定したのであった。

そんなんで、仙ノ倉山に向かう気力も失ったことから、正午ちょうどに下山を開始する。
新潟県側からガスがモクモク湧き出し松手山に向かう尾根道は、まさにアルペン気分満点である。



2010年06月05日


松手山への下山道は木製階段と泥道がいりまじった感じのコースで、ぬかるんで靴がドロドロになりながらも1時間半程で松手山に到着。途中ガスに包まれた場所もあったが、風もなく順調な下山であった。


振り返ると山頂付近は雲に覆われ、仙ノ倉山まで足をのばさなくて正解だったことを確信する。
巨大鉄塔からは樹林帯に突入、春ゼミの大合唱のなか最後の急勾配をなんとか降り、15:20に駐車場に到着。


ディズニーシー行きをゲットした娘は大満足であったが、車に乗ると同時に爆睡してしまった。
こうして今回の親子登山も無事?終了したのであった。


感想

たけお

平標山はやっぱり良い山である。但しこんな風のおだやかな日は珍しく、普段は風の山である。また松手山コースの樹林帯の中はけっこうな急勾配なので、子供と登る場合は平標山ノ家経由で登ることをお勧めします。(もっとも景観は松手山コースの方が数段上ですがね!)




ダッフイーのヌイグルミちゃんと買ってよね!



2010年08月01日

ダッフィー人形をゲットして満足顔の娘
娘とのこの山登り直後、たけおは顔面神経麻痺となり、娘とのディズニーシに行く約束も長く延期となっていたが、8月1日にやっと約束を果たしました。




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