H24.5.19 雪の男体山(娘11歳)!


2012年05月19日


平成24年5月19日(土) 快晴 男体山(標高2,484m)日帰り登山

メンバー たけお(40歳)・娘(11歳)&M田さん家族(Mパパ・あやちゃん・ちーちゃん)


娘も5年生になり、反抗期に突入してしまった!
山登り中に娘と喧嘩になるのも厭なので、5年間続けてきた「子供と登山レポ」も去年の富士登山を最後に終了させるつもりであった。
が・・・、先日、
娘の小学校の林間学校は「日光の男体山登山」との話を聞いた!さっそく、娘に小学校1年生(7歳)の時に登ったことを覚えているか聞いてみたが、まったく覚えていない様子であった。もっとも、当時は、娘の体力を考え志津乗越側からの裏登山道(標高差700メートル)コースを登ったので、中禅寺湖側からコース(標高差1,200メートル)については、私も娘もまだ登ったことがないのである。


そんな訳で、ダメもとで娘を「林間学校の下見に男体山登りに行かない!」と誘ってみたのであるが、意外なことにOKとの返事が返ってきた。こうして、今回の日帰り登山企画が決定したのであった。


午前6時に、中禅寺湖湖畔の「二荒山神社中宮祠」に到着。運よく無料の境内の登山者専用駐車場に止めることができた。いろは坂から見上げた男体山は、快晴の5月の優しい朝日を浴びながら、どっしりとその存在感をアピールしていたが、
なぜか山頂付近には雪をかぶっていた。

午前6時、二荒山神社で入山料(大人500円・子供250円 入山届を兼ねていて、しかも立派なお守りをもらえる)を払い登山開始である。登り始めは、登山というよりは神社内の石段を登るので神社のお参りて感じであるが、すぐにミズナラ等の広葉樹林と笹原に覆われた登山道に変わる。

三合目から四合目の間は一旦舗装された林道歩きになるが、時折見える中禅寺湖の景観が高度があがる毎に変わるのが目を楽しませてくれる。


四合目の鳥居から再び登山道に戻るのであるが、ここから先は道が急登になってしまうので、ここで休憩することにした。ちょうど、
私達と同年輩の親子登山者(父親と娘二人)が休憩していたので、軽く挨拶を交わす。

と・・・突然、「もしかして、たけおさんですか?ホームページ見てますよ!」と言われ、びっくりする!おいらのホ−ムページを見ている人から実際に声をかけられることなど初めてなので、なんだかとってもうれしくなってしまった!

昨年から娘さん達(おねーちゃんがあやちゃん5年生・いもうとさんがちーちゃん3年生)と本格的に登山を開始して、富士山・八ヶ岳・谷川岳等既に関東近郊の100名山は、すべて踏破しているなかなかのつわもの親子である。

その後は当然の成り行きで、M田さん親子との合同山行となったのであった!



2012年05月19日


さて、予想はしていたことであるが、八合目を過ぎた頃からおもいっきりの雪景色に変わってしまった。なんと20センチは積もっている。真っ白な新雪なので、たぶん昨日に降ったものであろう。あやちゃん・ちーちゃん達とすぐに仲良しになった子供3人組は大喜びで雪だるまを作り始めてしまった。しばし登山を中断し新緑の中の雪遊びに没頭したのであるが、雪合戦については傾斜地につき頂上までお預けにした。


しかし、最高の天気である!9合目に着くころには、森林限界を越え傾斜も緩くなり最高の展望が広がる!
眼下には中禅寺湖が青々とした水を湛え広がり、日光連山主峰の日光白根も雪をかぶった姿を威厳を持って披露してくれた。



2012年05月19日


5月の快晴、新緑と雪!こんな素晴らしいコンデイションで登れることめったにないので、もったいないとゆっく〜りと十分に景観を楽しみながら登ってきたのであるが、午前10時40分山頂に到着!途中で雪遊びに没頭したのにもかかわらず、ほぼ標準コースタイム通りで登っていたのであった。


さっそく、山頂にそびえ立つあの立派な2メートル程もある剣の前で記念撮影をしようと向かったのであるが、


なんと剣は根もとからポッキリと折れていた!

去年の11月にへべ隊で登った時はちゃんと天に向かってデーンと建っていたのに残念である。(ちなにみ、折れた剣は隣にころがっていました)



2012年05月19日


気を取り直して、一等三角点にて記念撮影をした後、お昼ごはんに!


山頂は風がなく天気も良いものの、さすが標高2,486メートルである、じーとしているとけっこう冷えてくるので、子供達には防寒用のダウンを着させる。やっぱり昼食は大勢で食べたほうが楽しい、ちーちゃんママの作った、たまご焼きとウィンナーをごちそうになりました。とってもおいしかったです(^^)


さて、昼食後は広い山頂で
「おとな対こどもの雪合戦」が勃発!まさか、男体山の山頂にて童心に戻るとは!大人げなく大粒の雪玉を持って子供達を追い回してしまった。いつのまにか、「雪合戦」は「かくれんぼ」に変化し1時間程山頂を満喫しおひらきに。(ちなみに、おいらは山頂で走り回った為に、ひどい頭痛に!たぶん高山病だろう)


午後12時20分、山頂に祭られている大国主命(おおくにのぬしのみこと)の社に別れを告げて、下山を開始する。
下山はクサレ雪に悩まされ、途中から子供達には軽アイゼンを装着させる。

安全な四合目あたりから
始めた、「地名しりとりゲーム」が大いに盛り上がる!(罰ゲームは山頂に戻る!結局、「ん」を言っちゃた人はいなかったけどね)


午後4時30分、子供達はまだまだしりとりがやりたかったようであるが、無事に中禅寺湖畔の二荒山神社に到着。
子供達にせがまれ、山バッジとおみくじを奮発し今回の山行も無事ミッション終了したのであった。



行程(行動時間 10時間30分 標高差1,200メートル)

06:00 登山開始(標高1,274m) 朝の気温は6℃
07:10 四合目  (標高1,667m) M田親子との出会い⇒ここから合同山行へ
10:40 山頂   (標高2,484m) 雪の山頂にて昼食後は、雪合戦&かくれんぼ!
15:30 四合目  (標高1,667m) 下山は終始しりとり大会(罰ゲームは山頂往復!)
16:30 下山   (標高1,274m) 子供にせがまれおみくじ引いた後は、やしおの湯へGO!


感想

表登山道からの日光男体山登山、はっきりいって小学校5年生が林間学校等の集団行動で登るべき山ではないと思う。山頂は広く100人以上休めるものの、登山道は林道の三合目〜四合目間以外は集団で休めるようなスペースもなく、五合目〜八合目間は落石の危険がある場所も何ヵ所かあった。学校登山であれば、この点を子供達によく言いきかせて、相当な注意を持続させながら真剣な気持ちで臨ませることが肝要と思う。

さて、偶然からM田さん家族と合同山行できたおかげで、娘も終始きげん良く楽しい登山ができました。M田さん家族には感謝である(^^)




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