その5 手術後の入院生活


2010年10月14日



その5 手術後の入院生活

H22.10.14〜10.21

気付くと、病室のベットによこたわっていた。手術は1時間予定していたが、順調で30分で終わってしまったとのことであった。
麻酔が切れると、切られた腹部の痛みより、尿管に入れられているカテーテルの違和感がひどく気になった。
ちなみに、精巣除去手術はタマ袋を切って取りだすのではなく、下腹部を切ってそこから睾丸を血管ごと引き上げて除去するのである。自分の股間がどんな感じか見たかったのであるが、痛くてそれはできなかった。


手術後は傷の痛みより喉の渇きに苦しむことになる。翌日の朝まで水は飲めないのである。しかし一応点滴で水分補給されているので身体的には問題ないはずであるが、すさまじい渇きにおそわれるのである。ほとんど一睡もできずひたすら朝が来るのを待ったのが今回の入院一番つらかった(あとで考えたら、睡眠導入剤を処方してもらえばよかったと思う。先生も手術前にそんなことを言っていたし。しかし朝一番で飲んだポカリスエットは最高であった!)


そして朝、看護師さんに尿管カテーテルを抜いてもらう。抜く時かなり痛いと聞いていたが、あっという間であったので注射の痛みとそうかわらないと思った。
しかしこの尿管カテーテル装着時は最悪であった、まあトイレに行く必要はないのであるが、たえず尿意がつきまといどうしようもなく気持ち悪いのである。
カテーテルがとれると同時にトイレに駆け込む!・・・が、ここでも衝撃の光景が!
おしっこをすると尿でなく、空気がガスガスとでるのである!なんじゃこりゃ〜て感じであったが、すぐに膀胱に入りこんでいた空気を排出されたのか普通の状態に戻った。


手術翌日の昼には、点滴も外れ食事も普通に食べられるとのことで、晴れて自由の身である。さっそく1階の売店に新聞とおやつを買いに行く!ちなみに、おいらの病室は6階であるが、手術の二日後からは運動のため階段を利用して1階のトイレを使うことにした。これで1日6回は6階までの階段を昇り降りしたのであるが、けっこう息が上がってしまい、体力低下を痛感したのであった。



さて術後の入院生活は血液検査が3回、MRI検査とCT検査が各1回あったが、特に異常個所が見つかることもなく、検査意外は診察に呼ばれるようなこともなく、比較的心穏やかに読書と映画(ポータブルDVD)三昧の日々を過ごせたのである。が・・・、退院日二日前に突然先生から、「○○さんC型肝炎が陽性反応になっているので、明日消化器内科を受診してくれる!」との衝撃の話をうける。
顔面神経麻痺⇒睾丸ガン⇒C型肝炎!まるで病気のメドレーリレーである。
いままで病気とは無関係と思っていたおいらが・・・!まったく38歳なんて年であろうか!、人生の折り返し地点なのであろうか?



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