その3 麻痺発生当日(H22.6.23)


2010年06月23日

H22.06.23(水) 麻痺当日

水曜につき定時退社

18:20 帰宅

22:00 歯磨き中にそれは突然起きた!


ブクブクうがいしているつもりが、あら不思議ピューピューと水が漏れる・・・は?
鏡の自分の顔をみると勝手に「ひょとこ」のような口をしている!なんじゃ???


強引に口を閉じようとすると「スネオ」の口になる・・これって何・・もしかして脳梗塞てやつ・・・ なぜかわからないが、口右半分がいうことをきかない。
洗面所の前で立ちすくむ俺!

嫁に「俺やっぱりなんかおかしい、うまく口が閉じれない。明日医者に行く」と言い残して寝る(恐ろしくなって現実逃避したのである)

すぐに嫁に「明日じゃなくて、いまでしょ!」と叩き起こされる。


どうやら嫁が近くの総合病院に夜間診療のお願いをしたところ、とりあえず来てくださいとのこと(なんと、冷静でたよれる嫁だろうと関心したが、実は嫁も相当なパニック状態だったようである。)


嫁の運転で病院に向かうが、明らかに道違う。後部座席に座っている俺にも嫁がパニックテイルことがわかる。「これ、道違くね!」こんなこと言いながら意外と判断能力がある自分に少々安心する。


手足も動く、しかしやっぱり頭の右半分が痛い。うーむ軽い脳梗塞かな?このまま半身不随とかあるのかな?
病院についたのは11:20頃 けっこう混んでいる1時間以上待ち当直の先生(たまたま脳神経外課)の診察を受ける。(かなり若い先生 明らかに20代にしか見えない)

どうしました⇒突然右側の口が動かせなくなったのですが? 


@先生 右目閉じられますか?⇒あれ、右目閉じません。強引にやれば・・・閉じん???

Aおでこに皺を寄せてください⇒左側だけ皺がよる 右側はツルツル

B口を開けてください    ⇒左側は開くが、右側はうまく開かない

Cにっーと笑ってください  ⇒左側の顔だけわらい、右側はすまし顔

D手の指を1本づつ順番にまげてください ⇒これは大丈夫

E私の腕をギューと握ってください    ⇒握力問題ないですね

手足に問題がなく、顔だけですね! これは脳ではなく末梢性顔面神経麻痺です。

まず間違いありませんが、念の為に頭のCTとりましょう⇒すぐにCTをとり脳に問題ないこと確認。この時点で私も嫁も、脳じゃなければ命に別状ないと安堵。

この時ちょうど真夜中にもかかわらず心配して大宮からかけつけてくれた義弟が到着。事の次第を説明して帰宅してもらう。どうやら嫁さんのお袋さんから頼まれて着てくれたのであった。

先生の話では、末梢性顔面神経麻痺は早期治療開始が肝要とのこと。
その治療法は、


@原因ウィルスの排除(飲み薬)
Aダメージを受けた末梢神経の回復(ステロイド剤の大量投与 飲み薬)

私の場合は麻痺のレベルはかなり高度とのことで、また原因はウィルス感染が濃厚との話。
さっそく朝から飲んでくださいとステロイド剤(飲み薬を処方される)とバルトレックス(抗ウィルス薬)を1日分処方される。


処方された薬

プレドニン錠5mg(ステロイド剤) ※麻痺が起きた翌朝より飲む〜
この薬は量を段階的に減らすとのことで飲み方の説明をうける
@第一段階 6/24〜6/26の3日間 朝・昼に6錠(夜は飲まない)
A第二段階 6/27〜6/29の3日間 朝・昼に4錠
B第三段階 6/30〜7/01の2日間 朝・昼に3錠

バルトレックス錠500(ヘルペスウィルス薬 やたらでかい ) ※夜間診療後すぐ飲む
こいつは、朝昼晩2錠飲む。副作用はないもののけっこう高い薬らしい!
⇒こいつのおかげで頭痛が治まったような気がする

メチコバール錠500ug(ビタミンB関係? 神経の修復を助けるらしい、効果はあまり強くないみたい)これは1日3回1錠

ヒアレイン点眼液0.1%(目薬) 右目が閉じないことから乾いてどうしようなかったので一番助かった。

午前2時ごろ、車にて自宅に戻る。

脳の病気じゃないので、命に別状がないと安堵し寝る。


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