H25.4.14 三岩岳(南会津)、師弟対決!


2013年04月13日

平成25年4月14日 三岩岳(南会津)


メンバー 白クマ親分 へべ隊長 かっきー師匠 きむっちコーチ ひなちゃん かず たけお  7名


仲間達がツアー翌日には次々とおもろいレポ(白クマレポカキレポヘベレポカズレポ)をアップするもんだから、負けじと気負ってしまったなか、体調を崩したり庭にアブラムシが大量発生したり等、いろいろなトラブルにみまわれているうちに、すっかりレポアプが遅れてしまった( ̄□ ̄;)


さて、カッキー師匠から受信した今回の企画メールを読んだ時は「三岩岳てどこ(´・ω・`)?」とまったく初めて聞く山名で恥ずかしながら何も知らなかった。そんな訳でさっそくネットで調べてみると、大河ドラマ「八重の桜」で有名な会津若松からいくぶん南下した群馬・新潟・福島県境の南会津に位置する2,000メートル級のなかなか硬派な山であることがわかった。

お隣にある100名山「会津駒ヶ岳」に登る登山者や山スキーヤーが多い半面、こちらは訪れる人も少ないようであった。しかし、そこはカッキー師匠の企画であるハイクアップする標高差は1,300メートルと初心者には易しくないなかなかハードなロングコースなのであった。登山自体は十分日帰りが可能なコースなのであるが、アプローチに非常に時間がかかることから前泊宴会付ツアーとなったのであった。そんな訳で「宴会」と聞いたら黙っていられない「カズ社長」も急遽飛入り参加となったのであった(宴会のみの参加で南会津!〜遠路はるばる好きだね〜)


しかも今回のツアー、久々にヘベ隊長とおいらの両名が参加するものだから、みなが「子弟対決!」とはやしたて勝手に盛り上がっているのである。まあ〜少々自信をつけてきたオイラとしても、釣りでも登山でもまったく歯が立たないへべ隊長に、せめてシール登高で鼻をあかしたいと、ドライヤー片手にブーツインナーの熱整形を試みたり、カッキー師匠より新アイテム「ブレード付ストック」を仕入れたりと着実に装備の充実を図ったのであった。

そんな訳で、今回の前泊宴会は翌日の対決に備え「うえ〜飲みすぎた」などと三味線を弾きながらも、実のところかなりセーブして午後10時にはシュラフにもぐり込んだのであった。





2013年04月14日



翌4月14日は前日早く寝たおかげで朝4時に起床!昨晩、酒をセーブしたおかげで体調も絶好調であったが、へべ隊長の「じっとりとオイラの体調を観察する視線」を感じとことから、「うえ〜二日酔いかな?トイレいってきますね〜」などと、またしても三味線を弾いて牽制するのであった。


小豆温泉前の駐車スペースでひなちんと合流し、ここでカズ社長は釣竿片手に我々と別れ南会津の渓に消えていったのであった(あ〜釣りもええな〜)


午前7時過ぎには準備完了しハイクアップ開始!


さて、序盤のスキーを担いでの雪のない尾根歩きは、お互いさぐりあいながらはっきりとした勝敗はつかずに終了。続いてのスキーを履いてのシール登高でオイラが一気に勝負をかけるι(`ロ´)ノ! ブランク空けのへべ隊長に比べ、こちらは日白山、シッケイ沢と連続でカッキー塾長の特訓を乗り越えてきたわけで自信もそれなりにあるのである( ̄ー ̄)


訓練を積んですっかりものにした、エッジを使っての斜め登り作戦を展開し、グイグイとへべ隊長との距離を開いていく、ヘベ隊長のくやしそうな顔を見ると、もううれしくなってしまいさらにスピードUPしグイグイと引き離しにかかるのであった!


そう、序盤のシール登高では、たしかにおいらの圧勝だったのであったヽ(・∀・)ノ

が・・・すべては老練の古将(もちろんへべ隊長)の術中に嵌っていたのであった!


シール登高も中盤戦にさしかかり主尾根に合流したあたりから、ジリジリとへべ隊長が
背後にさし迫ってくる。あれだけ稼いだイニシアチブはもう無い、しかしヘベ隊長のスピ
ードがあがったわけではない?


ハイクアップを開始してから3時間を過ぎオイラのスピードが格段に落ちてきたのである。
そう、まさかの序盤飛ばしすぎて疲れてしまったのであった(;´д`)


へべ隊長がニヤニヤと余裕の顔で「そんじゃ〜お先に〜」と脇を通り過ぎていくも、既に抜
き返す体力もなく首をうな垂れる。思えば、へべ隊長の今までの行動はすべて、おいらの体
力を序盤戦で使い果たせるために巧妙に演出された「三味線であったのである!」


すっかり術中に嵌り、体力を使い果したオイラは残り標高差300メートルのハイクアップをかた
つむりのように最後尾をノタノタと登るのであった。またしても試練の登高となってしまった(もっ
とも今回は序盤はりきりすぎたのが原因で自業自得だけどね)

そんでもって、先行していたカッキー師匠・白クマ親分・きむっちコーチの3人はあまりにも遅い
オイラを避難小屋近くの尾根で大休止しチューハイなどあおりながら待っていてくれたたのであ
るが、ここでまさかの大物ゲストに遭遇していたのであった!!((((;゜Д゜))) 

それは、雪山ではおよそありえない「スキー板を履いた上半身裸の男であった!」

あまりの驚きに開いた口が閉まらない白クマ親分の代りに、カッキー師匠が恐る恐るその男に
訪ねた!

「失礼を承知でお伺いしますが、もしや裸の王様でいらっしゃいますか?」するとその男は会津
訛りのの強い素朴な声で答えた「いかにも、裸の王様である!」「いや〜あまりにも暑いのでみな
脱いだのじゃ^▽^)ノ」


う〜んこの男タダものではないとその風貌に感心したのであるが、その後「裸の王様」には山頂
で記念写真を撮ってもらったりもし、その滑り(ウロコ板によるテレマークスキー)もめちゃくちゃ上手
くさらに感心させられるのであった。(できりば滑降も裸でやってほしかったのであるが、山頂はそれ
なりに風もあり寒かったので、ヤッケを羽織ってしまったのであった)



三岩岳の名前はその名の通り、山頂付近に三つの大きな岩があることからきているらしいので、てっきり三岩があるあたりが山頂と思いきや、山頂は岩より随分と上であった。


へべ隊長どころか、ひなちんにも追い抜かされてしまったものの、何とか意地で距離だけはそれほど広けられることなく、11時30分最後尾で山頂に到着(;´д`)


今回の「師弟対決」シール登高だけはオイラに勝算があると臨んでみたのであるが、結果は技術・体力・経験・三味線とも隊長と格の違いを見せつけられる惨敗であった(><)  


ちなみに滑りについては、私のレベルがあまりにも低く勝負にならなかったのでレポは割愛させてもらいます(^_^;)


さて、初めて登った三岩岳山頂の感想ですが南会津の山々は研いだナイフの刃のような上越の山々と違い、日本昔話にでてくるようなポッコリとした山容の山々の連なりで、なんだかとってもやさしく感じられました。カッキー師匠の話ではこれが東北の山の特徴とのことらしいです。


ハイクアップ中は風もなくひどく暑かったものの、さすが山頂は程良い風が吹き抜けすこぶる気持ちの良い場所で、きむっちコーチが持ってきたモモ缶が甘くとってもうまかったです!


きむっコーチは行動食に「みたらし団子」を持ってきたり、モモ缶詰を持ってきたり、その体力にものをいわせなんでも荷上げてしまう頼れる兄貴ですが、今回は序盤2日酔いだったらしく最後尾を登っていましたが、主尾根に取り付いた頃には本来のパワーが復活し、カッキー師匠と二人であ〜と言う間に先行しちゃていたのであった。


紅一点のひなちんを中心に「裸の王様」に撮ってもらった山頂記念写真もなかなかいい感じであった(^^)


さて滑りの方であるが、山頂直下はいい感じであったが、あとは「春の悪雪祭り」だったんで、技術がともなわないオイラには今回も試練の滑降であった( ̄□ ̄;)!!


滑り動画

へべ隊長・かき師匠・ひなちん


きむっち


白クマ親分


白クマ親分編集特別映像
GPS軌跡(アンドロイド無料アプリ 山旅ロガーにて)
07:00 登山開始(小豆温泉)  標高  770メートル(快晴 無風)

09:00 稜線            標高1,300メートル(快晴 無風)

11:30 三岩岳山頂        標高2,065メートル(快晴 微風)

14:30 下山(小豆温泉)     標高 770メートル(快晴 無風)


標高差 1,295メート


感想

山スキー修行8回目、一番歳が若いのにもかかわらず他のメンバーと比べてあまりにも自分の体力がないのを痛感させられたツアーであった。もっとも、今回我々の他に5パーティーが三岩岳山頂を目指していたが、我々の他に山頂を踏むことができたのは「裸の王様」他1パーティーだけだったことを考えると、人並み以上の体力はあると思うんだけど、長くこの遊びを楽しむためには基礎体力の増強は避けては通れないかな?年々加齢による体力低下が気になってきたお年頃につき、これは容易ではないな〜(^_^;)

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