H24.8.4 灼熱の茂倉新道!


2012年08月04日

5:00 西黒尾根登山口
谷川岳日帰り登山(4:30土合駅〜5:00西黒尾根〜8:30オキの耳〜9:30一ノ倉岳〜9:50茂倉岳〜11:10茂倉新道〜13:50土樽駅)

今回は久々のソロ登山レポである!


今年の夏休みは7月にとってしまった。7日間の連続休暇といっても、うち4日は病院の検査で終わってしまったので、残りで箱根に1泊2日で家族旅行に行って美術館巡りをしたら終わってしまた。(ちなみに癌の再発検査の方であるが、今回も無事釈放されました(^^))


う〜む、これで夏休み終わりじゃ40歳トムソーヤは納得できないのである!

基本「釣り師のたけお」は、夏は沢中心に遊んでいるので、夏山登山はほとんどしない。しかし、昨年から渓流魚の放射能汚染が問題となっていることからか、「イートフイッシャー」であるおいらはなんとなく釣りに行きたという気分が盛り上がらない。

そんじゃ〜たまには夏山登山にでもということで、突発的に
「夏の谷川岳を走りぬける」ことを思い立ったのであった。

しかし、毎日35℃以上の猛暑日が続いていることから、暑さ対策として早朝出発とし、土合駅前に車をデポてから午前5時に西黒尾根から谷川岳に登り、茂倉新道経由で新潟県側の土樽駅に降り12:16発の電車に乗って土合駅に戻るといった日帰り縦走プランを決行してきました。

さて、結果の方であるが西黒尾根は早朝であったことから暑くなるまえに登り抜けられたが、降りの茂倉新道は30℃を超える気温に苦しめられ、
耐えきれず蓬沢に飛び込んでしまい、12:16の電車には全く間に合わなかったのであった。(15:21の電車で帰りました)



2012年08月04日

8:00 肩の小屋
ガスで蒸々の西黒尾根下部を抜けると、そこには「天まで突き抜けるような爽快な夏の青空と笹原の草原そして眼下には夏雲の雲海」が広がっていました(^^)


ちなみに尾根上も相当な暑さを覚悟していたのであるが、意外にも気温は18℃程で爽快な風が吹き抜けてガンガンにエアコンをきかせた一昔前のデパート内にいるようで、なかなか快適でした。

誰もいない肩の小屋の無料休憩所で一休みする。今年から肩の小屋の管理人が変わったとのことであるが、朝の掃除が始まってしまったので早々に退散する。しかし、肩の小屋の缶ビールの誘惑を断ち切るのには一苦労であった。


普段は多くの登山者で賑う谷川岳の稜線であるが、時間が早くロープウエー組が到着前につき、出会った登山者はいずれも西黒尾根組の10人程で山頂を独占できました。



2012年08月04日

10:00 茂倉岳避難小屋
オキの耳から一ノ倉岳間はけっこうな標高差があり辛いところであるが、一ノ倉岳〜茂倉岳間はおだやかな山容に変わり、登山道脇には山の短い夏を競うように花々が咲き乱れてお花畑を形成していた。


小さな花々が多いのでなかなか写真では表現できないが、夏山がこれほどスバラシイとはと、なんだかとってもうれしくなってしまった!


午前10時に茂倉岳避難小屋に到着、ここで避難小屋下のおいしい山の湧水をたらふく飲み30分程休憩する。ここの水場は水量こそチョロチョロと少ないものの、冷たくて最高にうまい(^^)



2012年08月04日

11:10 矢場の頭
茂倉岳避難小屋前でサングラスを失くしてしまい探すのに時間をロストしたことがジリジリと効いてくる。矢場の頭に到着した時は既に11時を廻っていた。土樽の電車は12:16につき、ここから1時間で下山しなければならない。ざっとコースタイムの倍のスピードが要求される。

しかもここから樹林帯に入ると登山道は至る所から根っこがはりだしていて、めちゃくちゃ歩きにくい、とても走り降るなど無理である。そしてなんといっても暑い暑すぎるのである!ザックに付けた温度計は既に30℃を超えている。12:16の電車なんて絶対に無理とここで諦める。

諦めてしまうと後は楽なもので、退屈な樹林帯の中では、いままで気がつかなかったキノコを見つける余裕がでてくる。中でもタマゴダケ(右上写真)はかずさんから以前聞いていたが、本当に
タマゴそっくりで感動してしまった。


12:50 灼熱のブナ林の登山道を抜けるとそこには新潟県側からの登山口駐車場があった(100台は止められる)。次の電車は15:21とまだ2時間以上ある、
この時点で頭の中には沢に飛び込むことしか考えられなくなっていた。蓬沢は護岸整備されなかなか沢に降りれれるところがないのであるが、蓬新道側にわずかに登ったところに50メートルプール程もある立派な堰堤プールを発見!9寸程もある放流ヤマメが20匹程気持ちよさそうに泳いでいるのが見える。(ちなみにこのの漁協の現場売り日釣り券は3,150円だそうです!高けー)

たまらず、靴を脱ぎすて服のまま堰堤プールに飛び込む、「ちめてーけど、気持えー」 ああ、至福の一時!

13:50 土樽駅に到着。駅の自販機(ここの自販機は神に見えました!)でスプライトをがぶ飲みし、誰もいない駅構内で昼寝する(実は金曜日に自宅に帰ったのは21時過ぎで、そのまま寝ずに午前1時に自宅を出発。今回は徹夜登山だったのであった。別に登山中は眠くなかったけどね)。そして気がつくと時刻は3時を周り駅構内にはおいらと同じコースをお歩いてきた人達が3人ほど、おいらと同じように自販機でジュースを飲みながら電車を待っているところであった。

15:21 水上行の電車に乗る、土樽駅も土合駅も無人駅で当然スイカも使えない。電車賃はどうするのかと不思議に思っていたら、そこはしっかりと車内で車掌がやってきて1区間分の電車賃230円を取られるのであった。

15:33 土合駅に戻り車を回収し無事19時には帰宅したのであった。



2012年08月04日

山旅ロガー(スーマートフォンアプリ)でGPS軌跡をとってみました!(無料アプリですので、是非使ってみることをお勧めします)
行動時間9時間 水平歩行距離15q 標高差1,330m


04:30  土合駅     ⇒天気は曇り、駅構内には前泊組が10人程いたかな。清潔なトイレ有り(^^)

05:00  西黒尾根登山口⇒早朝にもかかわらず、下部樹林帯は蒸々で大汗!

08:20  トマの耳    ⇒天神平からのロープウエー利用者が到着前につき快適

08:30  オキの耳    ⇒ここで一緒に登ってきた石川君とお別れ

09:30  一ノ倉岳    ⇒尾根上は「お花畑」快適な天上散歩(^^)

09:50  茂倉岳     ⇒風が強いが万太郎山方面の展望が良かった!

11:10  矢場ノ頭    ⇒快適な尾根歩きはここまで、ここからは灼熱の樹林帯!

12:50  登山口駐車場 ⇒暑さに耐えられず、蓬沢に飛び込む(^^)

13:50  土樽駅⇒15:21発電車で土合駅へ【参考 時刻表(水上行) 12:16 15:21 18:11(※最終)】


感想

真夏の谷川岳、やっぱり暑かった!しかし、尾根上はお花畑が広がりスバラシイの一言であった。
実は今回のコース、子供と登れるかの下見を兼ねてきたのであるが、西黒尾根の登りは大丈夫として茂倉新道の降りは子供には長くてちょっとお勧めできないかな。早朝出発の西黒尾根経由からの登山なら山頂も空いているので、お勧めです(^^)

ちなみに今回の登山、トーレーニングも兼ねてポカリスエット500ml×6本を持っていたのであるが飲んだポカリスエットは2本1L、他に茂倉岳の水場で補給した水1Lと合計2Lの水でたりてしまったのであった。しかし、なぜか下山後に猛烈に喉が渇き下山後から翌5日までに3Lは飲んでいると思う。そういえば、「隊長のワンデー馬蹄レポ」でも同じ様な事が書かれていたけど、下山後に飲んだ水はどこへ行ってしまうのであろうか?




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