H25.3.9 隠れ名山、日白山(新潟県)!


2013年03月09日

メンバー カッキー師匠 & たけお

平成25年3月9日(土) 日帰り山スキーin日白山(にっぱく山)


先々週の平標山で経験したパウダーの快感が忘れられず、カッキー師匠にお願いして今週末も山スキーに行ってきました(`ー´ゞ


なんでも、カッキー師匠の話では、3月にはいり気温があがるとパウダーから悪雪期に突入し、スキー板のコントロールが難しくなるので初心者には試練のスキーとなるとのことである。しかし、悪雪といってもまったくなんのことかわからずひたすらスキーに行きたいオイラが無知にもおねだりするものだから、「しゃねーな〜何事も経験だな、初心者向きのとっておきの山に連れて行ってやるよ!」とチョイスしてくれたのが、今回の日白山(にっぱく山)である。


この、「日白山」初めて聞く山名であったが、どうやら平標山の隣にあるとってもマイナーな山らしい)(´・ω・`)?
(なんでも、登山道がないので積雪期にしか登れない、マニアックな山みたいです)


さっそく、ガイドブックで調べてみると、標高は1,631メートルと平標山より300メートル以上低くハイクアップする標高差も700メートル。しかも、コースが台地上にあることから雪崩の危険性も低くルーファーンも比較的簡単とのことで、ガイドブック上の難易度は星一つ、まさに初心者たけお向きのBCスキーコースであった(・∀・)ノ


そう、企画段階では、新弟子おもいの易しいコースをチョイスしてくれたカッキー師匠に感謝感謝していたのであった(*´∇`*)


が・・・そこはサディスティク的な白クマ親分やヘベ隊長の仲間である、ここのところの温かさで緩んだ雪が前日の冷え込みでカチカチのアイスバーン化した急斜面をひたすら登らされる、まさに滑落の恐怖と闘いながらの試練のシール登高が待ちかまえていたのであった( ̄□ ̄;)!!(ちと大げさだったかな)



2013年03月9日



朝方は前日の寒気の影響が残り氷点下!しかし移動性高気圧の勢力が延びてきたのか時間をおう程に気温はあがり雪も緩んでくる。このあたりはすべてカッキー師匠の計算済みとのことで、1時間も登らないうちからプシューと炭酸タイムに突入し、雪が緩むのを待つために時間を調整しながらのそれは楽しいのんびりとしたオイラ向けの登高であった。


が・・・稜線まであと1時間のところから、カチカチに凍った斜度30度以上且つ標高差300メートルの壁のような斜面が現われる!おもいっきり不安になるおいらに対し、カッキー師匠が何か的確なアドバイスをくれると期待していたのであったが、「ま、無理せず適当にな^▽^)ノ」と無情にも一人でズンズンと先に登って行ってしまったのであった(|゜Д゜)


恐る恐るカッキー師匠のトレースをたどるように、エッジをフル活用し斜面にとりついたのであるが、高度が上がるにつれて兎に角、怖いのである!!((((;゜Д゜)))


エッジをたてすぎるとズルと滑るし、エッジをまったく使わないでシールだけでも摩擦力が全然たりずに滑る、エッジを使いながらシールの摩擦力も活用できるボジシュンを足首で探しながらだましだまし登る感じである。もちろんこんな登り方だと谷側の足首に負担がかかり、くるぶしのあたりが猛烈に痛くなるのであるが、そこは不思議なもので怖いので早く稜線にあがってしまいたいとの気持ちが強く働くのか、足の痛みはまったく気にならなかった。


なかでも一番の恐怖がキックターンで方向転換する時で、3回はズルリとバランスを崩し危うく滑落しそうになってしまった(きむっちコーチの「キックターンちゃんと練習しておいてね(・∀・)ノ」の言葉が、脳裏をリフレインするのであった"(><*)


カッキー師匠に遅れること30分でなんとか稜線にたどりつき、やっと心を落ち着かせることができると思ったら、そこは平標山と同じく風の通り道!西から猛烈な風が吹きぬけていくのであった。しかし、谷川連峰を一望できる稜線からの景観におもいっきり感動するのであった。


風の強い稜線上で長いこと私を待っていたカッキー師匠、なんとか稜線にたどり突いたオイラにねぎらいの言葉一言かけると、あっというまに山頂に向かって消えていったのであった(右上写真は:山頂でオイラの到着を待つカッキー師匠を望遠レンズでとらえたもの)


カッキー師匠に遅れること30分で日白山の頂上(標高1,631メートル)に到着!


山頂には今までの苦労をすべて吹きとばす最高の展望が待っていたヾ(´▽`*)ゝ

あいかわらず風は強いものの、快晴と360度の山々!万太郎山を中心とした谷川連峰が一望できたのであった!

⇒山頂からの展望(動画)        (中央がたぶん茂倉岳かな?)



2013年03月09日



さて、お楽しみのスキー滑降であるが山頂からのやせ尾根は右側も左側も切れ落ちていて、落ちたら骨折ぐらいじゃすまなそうなので非常に緊張したものの、尾根から滑降する頃(緩み始めに滑降できるいようすべてカッキー師匠は計算済とのことであった)には、ちょうど雪もいいぐあいに緩み、あれほど登りに苦労した斜面もあ〜と言う間に恐怖を感じる間もなく滑り降ることができたのであった。


⇒カッキー師匠 滑り動画その1


⇒カッキー師匠 滑り動画その2


⇒たけ 滑り動画その1


そして斜面が緩んだところで、ミニ宴会に突入!今回もすっかり楽しくなってしまったおいらは飲み過ぎて、ろれつがまわらなくなってしまったのであった。普段、酒が飲めないオイラであるが、山だと日本酒もウィスキーも楽しく飲めてしまうのだから不思議である(^_^;)?


さて、今回も宴会後の穏斜面は消化試合と思っていたのであるが、試練の悪雪滑降が待ちかまえていたのであった。)( ̄□ ̄;)!!


⇒カッキー師匠 滑り動画(重雪)


⇒たけ 滑り動画(重雪)



「これが悪雪滑降か!」と太ももプルプルで息ゼイゼイとなる重雪の洗礼を受けるも、なんとか木に激突することもなくツリーランもこなし、無事帰路に着いたのであった。


⇒カッキー師匠レポ



山旅ロガー&地図ロイドによる軌跡


07:20 地王堂川林道           標高 900メートル(快晴)

10:30 稜線                 標高1,500メートル(快晴)

10:50 山頂(日白山)          標高1,631メートル(快晴)

11:20 尾根滑降開始           標高1,513メートル(快晴)

13:50 車止                標高 900メートル(快晴)


シール登高距離 標高差  731勸潰

滑降距離     標高差 613メートル



感想

ガイドブックの初心者向との記述にすっかり騙されてしまいました。もっとも、カッキー師匠は星一つレベルでないことを知っていたにもかかわらず、おいらにカチカチ雪のシール登高を経験させるべく確信犯的に企画したようである。おかげで良い経験(注:いままでで一番怖い経験)をさせていただきました(@ ̄□ ̄@;)

登山道がないので積雪期のみにマニアックな人のみが登る山みたいで、隣の平標山や神楽峰に比べ山スキーでもほとんど注目されてなく静かな山でしたが、間違いなく谷川連峰の最高の展望が見れるのはこの山です!

滑りも十分楽しめるスバラシイ山だと思いますが、あの急斜面の登高は絶対に初心者向きではないと思います!
(時期や雪質にもよるのかな〜(´・ω・`)?)






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