H21.9.13 奥鬼怒トンネルは怖かった!


2009年09月13日




9月13日、カズさんと釣りに行ってきました。

たぶん今シーズン最後の釣行となることから、期待に胸ふくらませ、長い林道歩きにも耐えて臨んだのですが、結果は・・・

兎に角、寒いし、イワナのでかたもしぶかった。が、とりあえず昼食分として、何とか1匹づつ確保したのであった。



2009年09月13日




そして、沢を最後まで詰めあがると、そこには立派なトンネルが!

こいつが噂に聞いた奥鬼怒トンネルである。ここの林道は一般車通行不可につき、トンネルを通過する一般人(もちろん徒歩で)は年に一桁しかいないのでは?
しかし、本当に立派なトンネルである。覗いてみると、栃木県側の出口か、うっすらと光が見える。意外と近そうに感じるが、地図でみると相当な距離がある。しかも風の流れ道らしく、栃木県側にものすごい勢いで空気が吸い込まれていく。

ふと気がつくと、傍らでは、トンネルに突入したくてウズウズしているカズさんがスタンバイOKの状態である。「暗いし、寒いし、なんだか怖いから帰ろうぜ!」と牽制する私に、
話のタネに行きましょう!栃木県側の沢にはイワナがウヨウヨいるかもしれないし!」と私も強引にトンネルに突入させられてしまった。

トンネルに突入すると、明るい入口付近と裏腹に中は真っ暗である。ヘッテンがない、ザックを出口にデポしてしまったことを後悔する。幸いカズさんが超小型のヘッテンを持っていたので、この頼りない明りを頼りに暗闇の先にある小さな光に向かって進む。

中は、よく見えないが、コンクリートの舗装はよく乾いており、非常に歩きやすい。但し、群馬県側から猛烈な風が吹いており、さむいさむすぎる!私はカッパを着てきたから、まだましであったが、カズさんは段々無口になり、唇も紫色(暗いのでわからないけど)に変わってきたのではと心配するほでであった。

トンネル内の県境で記念写真をとると、ひたすら出口を指し示す光に向かって、よたよたと歩く。どんなすばらしい風景が待ち構えているだろうかと、まるで蜘蛛の糸をたどり天国に向かう「かんだた」のように一心不乱に光に向かって歩く。

最後はほぼ競歩状態で飛び出した栃木県側は、重機が一台放置されている以外は何のへんてつもないただの山であった。

期待した、栃木県側の沢は涸れており特段興味を引くものもなかったので、まだ歩こうと言うカズさん(こいつは奥鬼怒温泉まで歩く気か?)を説得し、再びトンネルに突入するのであった。

帰りは、追風だった先ほどとは当然逆で、冷たい向かい風のなか、小さな群馬県側の光に向いひたすら競歩状態で「昼飯はイワナキノコ鍋を作ろう!」と何とか、気持ちだけでも温かくなりそうな会話をしながら退却したのであった。



2009年09月13日




さて、イワナキノコ鍋の食材達である。沢にはナラタケらしきものも少し生えていたのであるが、hebereke隊長とちがいキノコの知識に乏しい我々は、おとなしくベルクで購入した、マイタケ(198円)、激安マツタケ(カナダ産298円)とネギと釣上げたイワナを鍋にしたのであった。

ちなみに、お味の方は、イワナとマイタケは実に醤油とマッチした良いだしを出してくれたのであるが、そのすべてはカナダ産マツタケがだいなしにしてくれたのである。

このマツタケ、姿形歯ごたえはマツタケそのものであるが、いかんせん香りが酷いのである。例えるなら、トイレの芳香剤のような強い香りである。が・・・飢えと寒さの極限状態にあった我々は、残った汁にもそうめんを投入! 温めんにして完食したのであった。

食後には、沢沿いにたわわと実った野イチゴのデザート付きである。  



2009年09月13日




帰りは長い長い林道歩きの後、沼田で温泉につかり帰宅。こうして、今シーズン最後の釣行も無事終了したのであった。

写真は、タマゴのような謎のキノコと、珍しい白いトリカブトの花!

カズさん、おつでした(^^)




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