H21.8.26 奥白根山(娘8才)!


2009年08月26日


コースタイム

07:50 ロープウエー山頂駅(標高1,992m)

08:30 七色平避難小屋

09:40 森林限界(お花畑)到着

10:20 奥白根山頂(標高2,577m)

11:50 下山開始

14:00 七色平避難小屋

15:10 ロープウエー山頂駅⇒天空の足湯へ



2009年08月26日


久々に平日休みとなったので、夏休み中の娘と、日光の奥白根山(2,577m)に登ってきました。この山は百名山の中でも関東以北では一番高く、しかもロープウエーを使うととっても簡単に登頂できるのである。そのぶん休日は大混雑で、子供と一緒ではとてものぼる気になれなかったのであるが、平日なら話しは別なのである。

午前4:00に自宅を出発! 平日の高速道路はすきすきで、なんとロープウエー始発の1時間も前の午前6:30に丸沼高原スキー場に着いてしまった。

登山者の車が5、6台止まっているが、みな仮眠をとっているようである。ロープウエー始発の時間まで暇なので、夏のスキー場を歩いてみる。たしか夏場はキャンプ場として開放しているはずであるが、テントは一張も確認できず、静かな朝の太陽がスキー場の芝生を照らしていた。

チケット売場のシャッターが開くのを待ちながら、登山届を記入し提出する。今回、チケット売場前にならんだ登山者は4組ほどであったが、おもしろいことに我々も含め、その内3組がお父さんと娘のパーティーであった。

ひと組は小学校5年生ぐらいの女の子で、山慣れしているらしく、猛スピードで登って行ってしまった。もうひと組は小学校1年生の女の子とお父さんのパーティーで、今回の山行はこの子達とご一緒させてもらうことで、賑やかで楽しい思い出となったのである。



2009年08月26日


午前7:50に山頂駅到着、既に標高1,992mであるので、山頂までの標高差は585m。大人の標準歩行タイムは3時間程である。
しかし残念なことに山頂駅からドーンとみえるはずの奥白根山はガスでまったく見えなかった。娘は小学校1年生の女の子と一緒に登りたそうであったが、ロープウエーから降りたところで見失ってしまったので、とりあえずいつもと同じ様に娘と二人で登り始める。

はっきりいって最初の2時間は退屈な樹林帯の中の歩きである。このコースは傾斜もゆるく歩きやすいのであるが、そんぶん変化に乏しく子供は飽きやすいので注意が必要である。娘には、「森林限界を超えたらお花畑があるよ!」と期待を持たせることにより、モチベーションを持続させる。

歩き始めてから1時間40分、シラビソネの樹林帯から森林限界に飛び出す!登山の一番大好きな一瞬である。ちょうどガスも晴れ、黄色い花を咲かせたハンゴンソウのお花畑が眼前に広がる。私としては想像していたものより、貧弱なお花畑に思えたが、娘は大喜びであった。



2009年08月26日


既に頂上に伸びる尾根に取付いている小学校5年生くらいの女の子がはるか上空から、大声で娘を励ましてくれた。言葉は風でよくわからないが、こちらも「ヤッホ−」と帽子を振って笑顔で応える。今日は「曇り時々晴れ」の天気予報であったが、雲が多いものの、一瞬で青空に変わったりする高山特有の天気が我々の目を楽しませてくれる。

空に向かって伸びているような、草原の中の登山道を進むと、やがてゴツゴツとした岩稜の尾根に飛び出す。この山のテッペン付近は岩がゴツゴツとしてどこが山頂だかよくわからないのであるが、とにかく登山者が集まっているところえと進んでみる。

午前10:20 奥白根山頂に到着である!

去年の12月に前白根から眺めた、あのかっこいい山頂に娘と立ったのである!(前白根のレポはこちら⇒)



2009年08月26日


平日のしかも早い時間だけあって、登山者は5、6人ほどと少ない。休日は大渋滞で写真も撮影できないとの話であるが、今日は好きなだけ登頂の気分を満喫することができた。

その後、かなり早い時間であるが山頂隣のピークで昼食にする。娘とおにぎりを頬張っていると、あの小学校1年生の女の子が登ってきた。山頂で時間を持て余していた娘は、すぐに、この子とお友達になってしまった。私と同じ埼玉県から来たという、この子「YUNAちゃん」達とはいっしょに昼食をとり、その後子供たちが退屈しないためにも、一緒に下山しましょうとの話に発展していったのであった。



2009年08月26日


話を聞くと、この親子(実はうえに中学生のお姉ちゃんもいるらしい!今回は、別行動でお母さんと映画に行っているとのことでした) 今年、西穂高岳山荘まで登ったとの話であるから、なかなかの「つわもの」である!

さて、11:50 ガスが多くなり、展望を楽しむこともできなくなったので下山開始である。

いつものことであるが、子供たちには「ゆっくり、ゆっくりだよ」と注意をうながしながらの下山である(子供も大人も下山時に転ぶのである)

樹林帯にはいると、退屈しのぎにみんなで「しりとり」を始める!いつもの二人でのそれとちがい、4人でやると大いにもりあがる。そんな感じで、子供たちもグズルことなく、午後2:00には七色平避難小屋に到着した。

ここからは、子供たちは、登山道わきにニョキニュキと生えている、きのこを数えることに熱中し始める!「きのこが、117、118、119!」 200くらいまでいったであろうか?いくらでも生えているきのこ探しに夢中になり、下山スピードがみるみる遅くなる。子供は遊びを創りだす天才であるが、親はゲンナリである。

そんなこんなで、下山はかなりスローペースであったが、午後3:10無事にロープウエー山頂駅に到着。

山頂駅の「天空の足湯」で足の疲れを癒して今回の登山も無事終了したのであった。

YUNAちゃんとお父さん、このレポ読んでいたらメールくださいね(^^)/ 写真を送ります。



2009年08月26日


こちらが、奥白根でみかけた、きのこ達!(だれか名前おしえてちょうだい)



2009年08月26日


森林限界より上で、お花畑の主役だった黄色い花の「ハンゴンソウ」と、山頂付近で素朴な白い花を咲かせていた「シラネニンジン」



2009年08月26日


こちらも、森林限界以上で大量に群生していた「コケモモ」かな?

感想

たけお

天気はいまひとつだったけど、お手軽に森林限界までいける子供にはお勧めの山だと思います(但し、平日に限りますけどね)




ハイジのやまみたい、お友達もできて、楽しいやまのぼりだったよ!




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