H20.5/4〜5/5 家族で上高地(娘7歳)!


2008年05月04日

8:28 大正池と穂高の山々!(左から西穂高、奥穂高、前穂高、明神岳と思う?)
平成20年のゴールデンウィークの家族旅行は私の独断で上高地1泊2日に決定した!
嫁もママ友情報で、依然から上高地に興味を持っていたらしく、めずらしく簡単にOKしたのである。
しかし、ゴールデンウィーク真っ只中、人気の上高地エリアは相当の混雑が予想されるので深夜の出発とした。


5月3日午前3時、眠っている娘をパジャマのまま、車のリヤシートに詰込み出発。今回はネットで宿を予約(明神館 個室)しているので、キャンプと違いお手軽荷物である。私はローアルペンの30Lザック、嫁と娘も小型のディパックで荷物はお菓子と飲物ぐらいである。出発後10分で嫁と娘はリアシートで爆睡状態!(嫁は等々、沢渡の駐車場まで起きなかった!)

関越道東松山インターから高速に乗る、早朝の高速は渋滞もなく順調で、上信越道軽井沢付近で日の出を迎える。朝焼けの妙義山を横目にみながら、いくつものトンネルを越えると雲が下に見える。娘は初めて観る風景に興味津々である。「雲が下にあるよ、雲に乗れるんじゃない!」と娘をからかうと、

「乗れるわけないじゃん、水だもん!」と小学校1年生の娘から予想外の冷めた返答が返ってきた。


沢渡の駐車場には午前7時に到着、高速が空いていたことからかなり早く到着してしまった。しかし、沢渡大橋の駐車場はほ満車状態。なんとか、一番手前の駐車場に1台分のスペースを作ってもらい駐車。2日分の駐車料千円を払い、いよいよ上高地行きのバスに乗換えようと思いきや、ここからが長かった。

やっと目を覚ました嫁のお化粧タイムスタートである。娘も髪を結んでくれと騒いでいる。準備万全の私は待ちぼうけをくわされ、段段機嫌が悪くなる。しかし、私のことなどお構いなしに、嫁は車内でふんふんと日焼け止めをまんべんなく塗りたくっていた。30分程待たされてから、やっと出発。上高地行バスの往復キップ1,800円を買っていると、始発のバス停には、既に観光客が5、6人並んでいた。すぐにやってきたハイブリットバスに乗込み、釜トンネルをくぐると、そこはもう上高地である。

午前8時、梓川沿いの崩壊した山並みを見ながら、大正池で下車。快晴の青空のもと眼前に雪を被った奥穂高と前穂高、大正池をはさんで、焼岳がデーンと鎮座している。来て良かった、4時間の運転の疲れも、この一瞬で吹っ飛ぶ。



2008年05月04日

大正池と焼岳!
感動に震えている私をしりめに、嫁と娘はさっさと、田代池方面への遊歩道を進んでいってしまった。しかし、まだ午前8時半というのに、すごい観光客である。我々も他の多くの観光客とともに、遊歩道をカッパ橋方面に進む。標高1,500mで寒いと思いきや、所々に除雪した雪が残っているものの、気温はかなり高く、暑がる娘のフリースを脱がす。

去年のゴールデンウィークは尾瀬、今年は上高地、この2大国立公園は娘にどんな思い出として残っていくのだろか?いまはお手軽旅行であるが、もう少し成長し体力がついたらトレッキングを主体とした旅行も始めたい。
嫁に常日頃、「後5年もしたら、相手にされなくなるのだから、釣ばかり行ってないで娘と遊んであげて!」と言われている。たしかにそう思う、子供はいずれ成長して離れていってしまうだろう!

しかし、娘の大好きなお人形遊びは到底耐えられものではなく、結局私のフィールドである山に娘を連れ出してしまう。娘の方は、日によって山登り大好きになったり、大嫌いになったり、ころころ変わる。
無理やり山に連れて行ったり、あんまり無理させると山登りが嫌いになってしまうので、毎回前回よりちょっと大変というレベルで少しずつレベルアップを図っているつもりであるが、この加減が娘の気分しだいとのところもあり、けっこう難しい。

最近、娘に好きなことはなに?と聞いてみると、「きっさてんで、おちゃすること!」と返ってきた・・・・お前は女子高生か?



2008年05月04日

12:48 強い日差しにフリースを被る娘!
話は、上高地散策に戻します。30分程遊歩道を歩き午前9:30に上高地帝国ホテル前に到着。ここで、今回の嫁の最終最大目的である、「帝国ホテルのラウンジでお茶!」をする予定なのである。

しかし、気品漂う入り口を前に、我々庶民がはたして入ってしまって大丈夫だろうか?と少々不安になりながら、嫁に背中をこずかれて、恐る恐る中を覗こうとすると、ドアボーイが「いらっしいませ!」と、丁寧に招き入れてくれた。

ホテルのラウンジはまだ時間が早いこともあり、客はまばらであったものの、我々と同じようなザックを背負った人もいて、一安心。一杯900円のコーヒーと娘に1,000円の桃ジュースをオーダーし、高級ホテルの上品な気分を満喫した。(ちなみにサンドイッチは2,800円だった。)さすがに、ホテルのコーヒーを美味く雰囲気も最高、嫁と娘は「もう一日ここから動かないかんね!」光線を全身から発していた。

午前10:00になると、ケーキセット販売開始に伴い、これ目当ての客で慌しくなってきたことから、我々は退散、梓川左岸の遊歩道からカッパ橋方面に向かうことにした。



2008年05月04日

明神岳(明神〜徳沢)
のんびり、散策しながら午前11時にカッパ橋に到着、観光パンフレットの「カッパ橋と岳沢、穂高の風景」がまさにそこにあったが、パンフレットと違うのは、カッパ橋上のものすごい観光客の数である。娘と写真を撮ろうと思ったが諦め、5千尺ホテルの売店で、おにぎり弁当を買い、上高地ビジターセンター前の梓川に銀マットを敷き昼飯にした。このおにぎり弁当580円はかなりおすすめである。こうゆう場所はシンプルな弁当の方が雰囲気がでるのである。



2008年05月04日

村営 徳沢ロッジ!
食事後は嫁はみやげ物屋、私は昼寝、娘はお絵かきを始めた。渋滞がなく、予定よりかなり早く上高地入りしてしまったおかげで、贅沢に時間を過ごすことになった。ビジターセンター前でクロウトぽい団塊世代の女性が望遠鏡を覗かせてくれた。奥穂高山頂にあわせたレンズには、雪山を数珠つなぎに登るカラフルな登山者の方々が写しだされれいた。娘も覗かしてもらい大喜びである。

ビジターセンターの天気予報では、明日は雨とのことなので、めずらしく嫁が、「今日中に徳沢まで歩こう!」と言い出した。予定では、本日は明神館に泊まり、明日横尾まで歩く予定であったが、まだ時間にも余裕があることから、横尾までは無理としても徳沢まで行って明神まで戻ってくるのは可能な時間なのである。

カッパ橋から明神までの道はまだ、観光客が大勢いたが、明神を過ぎると観光客はほぼいなくなり、代わりに涸沢から戻ってきたと思われる、ピッケルを持った登山者が目立つようになった。道も雪解け水でグチョグチョになってきたので、娘の靴を長靴に替えたが、このあたりで娘がバテてきた。既に大正池から10キロ程歩いているので、しかたがない。なんとか娘を励ましながら、午後3時徳沢に到着。



2008年05月04日

14:47 徳沢のキャンプサイト
ニリンソウの咲き乱れる緑の草原を期待してきたのだが、まだ芽吹き前のねずみ色の草原であった。
ここは登山のベースになるらしく、多くのテントがあり、中には親子連れのパーティーもいた。
(今度来る時は幕営しようと!)



2008年05月04日

16:11  空荷で、最後の力を振り絞り宿に駆け込む娘!
さて、娘は既にバテバテなので、今回はここまでである、明神までの4キロ程の帰路何とか娘にも頑張って歩いてもらった。

午後4時過ぎに明神館に到着、相当疲れたらしく娘は宿の入り口に寝そべってしまった。宿の主人に大正池から徳沢まで歩いた旨話すと、7歳でそれだけ歩けば、そりゃ疲れるでしょう!とびっくりしていた。

明神館の個室は清潔で、食事もイワナの塩焼き、とんかつ等ボリュームもあり思っていたよりかなり良かった。私も朝3時から運転してきたので、ぐったり疲れて午後7時には寝てしまった。もっとも、ここは自家発電なので午後8時には消灯しなければならないのである。



2008年05月05日

カッパ橋からの岳沢と奥穂高、まったく見えへん!
翌朝、午前5時に目を覚まし窓の外を見ると、明神岳は重たい雲に覆われていた。嫁と娘はまだ寝むっていたので、一人で明神橋まで散歩に出かけたが、誰もいない橋まで行くと雨が降ってきたので、すぐに引き返してきた。

午前7時に朝食を済ませ、宿の主人にお礼を言い、午前8時前にチェックアウト。
今日は、すぐにも雨が降りそうなので、明神池だけ寄り、梓川左岸の遊歩道を一路バスターミルまで歩いた。カッパ橋周辺でお土産を物色していると、某高校の登山部が山から降りて来た。女の子も5、6人おり、みんなピッケルを持っており、なんかとってもかっこ良かった。将来、娘が登山部に入りたいと言う時がくるのだろうか?など、思い浮かべながら、午前10時には沢渡行バスに乗込み上高地とお別れした。

帰りは、松本で高速を乗った頃から雨が本降りとなり、富岡で渋滞につかまったことから、ここで一般道に下り、渋滞のない国道354で午後6時に無事帰宅。

翌日新聞をみると、関越道渋滞50キロと書かれていた!(早く帰って来て良かった(^^))

感想  たけお  上高地の景観はすばらしいの一言、初日晴れて本当に良かった。
 次回は涸沢まで行ってみたい!

     嫁    今度は帝国ホテルに泊めてくれ! ←コーヒーのみでお願いします!

      娘    りかちゃん人形買ってくれ!     ←トレッキングシューズなら買ってあげる!




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