H19.11.17 熊鷹山登山(娘6歳)!


2007年11月17日

12:53
しばらく、当ホームページの更新をさぼっていた。別に忙しかったわけでもなく、単に渓流釣りのシーズンが終わってしまい、更新する内容がなかっからである。しかし、シーズンオフ中何もしていないわけでもなく、子供を連れて(もっとも、ほとんど無理やりであるが!)山歩きなどしているわけで、せっかくだから子供との山歩きについてもアップすることにした。よって、「子供と登山!」については、過去の記録を随時暇をみながらアップしていきます。

上の写真は、平成18年11月17日 熊鷹山を登山した折の一枚である。晩秋で、栃木の低山の紅葉もほぼ終わりに近づきつつあったものの、すばらしい一日であった。6歳幼稚園児の娘には車止めからの標高差600メートルの登山は少々きつく、登り3時間、降り2時間と合計5時間もかかってしまったが、全行程自分の足で歩き通した初めての登山である。



2007年11月17日

9:34
午前9時車止めに到着、既に数台の車が止まっている。娘もやる気満々、子供用リュックには、私が娘を誘い出す為に用意した大量のお菓子と、嫁さんが握ってくれたおにぎりが入っている。少々重いかなと思ったが、本人が持つといいはるので持たせることにした。しばらくは、沢沿いの登山道を進む。「ねー、紅葉の色が一枚一枚違うのはどうして?」娘の質問に対し答えに窮する、「どうしてだろうねー???、わかんなーい」



2007年11月17日

9:57
途中何度か、沢を跨ぎ、ワサビ田を眺めながらの登りである。子供の上着を脱がし、汗をかかないように気を使う。この頃はまだ上機嫌である。



2007年11月17日


やがて登山道は、ワサビ田のつづく本流の沢から外れ、右側のガレ沢に沿って尾根への急登となる。登山開始から1時間、足場も悪くなり娘も疲れ始めた様子。足場が悪いがここで休憩を入れる。娘はさっそく、リュックからチョコレートを取出すと、半分私に渡してくれた。チョコレートの甘みが、即エネルギーに変わってくれるような気になる。娘は得意顔である。何か近くで鳥が鳴いているが、姿がみえず何の鳥かもわからなかった。ここで、娘に「この鳴き声は何々だよ!」と説明できると、かっこいい父親なのだろうけど・・



2007年11月17日

11:04
尾根までの急登はさすがに、6歳の娘にはきつく、機嫌が悪くなってきた。しばらくの間は歌など一緒に歌わせてごまかしてきたが、尾根に登ったところで、喧嘩になった。尾根に登り、登山道が緩やかになると、突然強気になったきたのである。「パパはここで待ってて、一人で登るから!」どうやら、自分が一番で登りたいらしい。そして、おもむろにコートを脱ぎ、リュックに詰め始めた。娘の小さなリュックにコートが入るわけもなく、尾根は風も強く寒い。寒いからコートを着るように言っても、断固拒否。まったく理解不能である。寒いし、風邪でもひかせたら嫁さんに文句を言われてしまう、こちらもだんだんイライラして、遂に怒鳴ってしまった。
すると、今度は大泣きである。何とかなだめコートを着せたが、顔は涙とはな水でぐしゃぐしゃとなり、ひどいことになっている。



2007年11月17日

11:34
何とか、仲直りし登山再開、尾根をトラバース気味に進むと、やがて根本山、十二山の分岐にあたる。山頂直下の石祠にお参りしていると、頂上から人の声が聞こえてくる。すると、娘はリュックからハンカチを取り出し、涙と鼻水を拭き取り始めた。そして、きりっとした顔に戻り、山頂に伸びる笹の中の一本の急道を一歩一歩登り始めた。
こんなチビでも女なのである!



2007年11月17日

11:37
熊鷹山の山頂は、既に数人の登山者が昼食をとっていたが、走り登って行った娘をみると、みんな「御嬢ちゃん、すごいね〜」、「幼稚園児なの、すごいなー」と一斉に四方八方から褒め始めた。チヤホヤされて、娘は上機嫌である。さっそく櫓に登るも、残念ながら視界はあまりよく無かった。天気が良ければ、日光や足尾、赤城の山々が一望できるのであるが・・・・。「山頂には、アスレチックがある」と、私にそそのかされてきた娘は、多くのギャラリーの手前怒りをあらわにすることもできず、少々私に毒づいただけで、子供なりに登頂の達成感を満喫しているようであった。



2007年11月17日

11:41
山頂は10名程度が休憩できるスペースがあり、さっそく嫁さんが握ってくれたおにぎりで昼食を取ることに。少々寒かったが、山頂で食べる食事は格別である。普段はあまり食べない娘も、この時は私と取り合いになるほど食べ、最後にミニトマトをほおばっている。



2007年11月17日

14:09
帰りは、上機嫌のまま特段問題も無く下山。恐れを知らない娘は、写真の丸木橋の登山道で綱渡りゴッコをしていた。もちろん、私がザックを吊って安全確保をしたが、嫁に知れたら一大事である。

コースタイム 9:00登山開始⇒11:40山頂⇒14:20下山




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