4/1 カタクリ咲く渓に遊ぶ!


2007年04月01日

10:41
今年の桜は早いとの話しであったが....3/31に毎年恒例となりつつある権現堂の桜見に家族3人自転車で行ってみると、桜は3分咲きといったところであった。 これで、とりあえず家族サービスは消化! 4/1は先日下調べしておいた、栃木県A沢に単独釣行することに決定!前日まで、天気予報では雨との予報であったが、朝5時にネットで天気を調べると、既に前線は通過しているようだ。 子供が起きないよう、忍び足でザックとヘルメットを車に積み込み、午前5時30分自宅を出発。 早朝の東北道は霧に包まれていた、霧の朝は快晴の証。「今日はいい釣りになればいいな!」と期待にむねふくらませる。  午前7時車止めに到着、先行者は無し。4月に入り、ずいぶんと温んできた沢の空気に包まれながら林道を歩く。 水量は少ないが、何とかなりそうな水準である。



2007年04月01日

7:19
やがて、林道も無くなり、踏み後程度の急な登りの仙道にとりついたところで、先行者の気配に気づく! 誰かが、自分の50bぐらい上方を歩いている・・・・が、やけに小柄でしかも毛深い? ん、・・・何とそいつは人ではなく、カモシカであった。体長80センチ程度であろうか、私が気づく以前に彼は私に気がつき、こちらを振り向いてじっと見つめている。 反射的に、山で登山者と会った時と同じ行動をとってしまった。つまり、ニコリと笑い、軽く手を振ってしまったのである。 しかし、カモシカ君は、さすが天然記念物! 私の怪しい行動に動じる様子もなく、以前と同じ姿勢で、私をじっと見つめている。このまま、お互い見詰め合っていても恋が始るわけでもないので、写真を一枚撮らせてもらい、仙道を再び登り始めたところ、カモシカ君も姿を消していた。



2007年04月01日

10:45
仙道を登り、滝を高巻きし、ロープを使い再び沢に降りると、そこには、春の日差しを浴びた渓が迎えてくれた。さっそく、ミミズをえさに竿を振るうも、アタリなし! ぶどう虫を使ってみるも、結果は同じであった。こうなれば、川虫を取るしかない!4月の渓は、初釣の頃にくらべれば、あたたかくなったものの、沢水には出来れば手を入れたくなかった。冷たい水を我慢すること10分。キンパク、ピンチョロ、クロカワ等少々小さいが何とかエサになる程度の川虫を確保。 川虫に切り替えたところで、いく分かは釣れだしたものの、3寸から4寸程度のチビイワナ。しかもアタリもかなり渋めである。 こうなると、私はすぐに釣りに飽きてしまう。



2007年04月01日


ふと、目線を移した斜面に植物図鑑で見たことがある、下向きに紫の花を垂らした草が目に入ってきた。これは、カタクリでは! 実は私、カタクリを見るのは始めてである。 こいつが、カタクリか、ウームスバラシイ! イワナが釣れるよりうれしいものを発見! よくみると、斜面のいたるところで花をつけている。 以前、細田翁が、「カタクリは食べられるが、花が咲くようになるまで何年もかかるので、とったらかわいそうだよ!みつけても、そっとしておくんだよ!」との話しを聞いたことがある。 ここは、私の秘密の渓にしておこう! なんていったて、この場所に来るには滝を大高巻きしなければならず、とてもウエダーを履いた釣師が来れるところではない。



2007年04月01日

10:24
すっかり、カタクリとの出会いに関心が移ってしまったことから、午前10:30に納竿。 釣果は20cmのイワナ1匹のみ! しかしカタクリの花を見ることができたので、十分満足な渓遊びとなった。 帰りはのんびりと沢を下り、午後1:00には帰宅。 沢遊びで濡れた衣類を洗濯後、桜でもみようかと娘と近くの園に。しかし、幼稚園が春休み中でエネルギーがありあまっているのであろうか? 娘(5歳)は突然1周1.2`の公園を走り出し、つきあう私はヘロヘロとなり、帰宅後爆睡。 次回は、新緑の渓を楽しみたいと思います。




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