3/4 初釣り(ボーズ!)


2007年03月04日


私のホームグランドの某沢の今年の解禁日は3月4日である。天気予報では、快晴しかも4月中旬並みまで気温があがるとの予報!今年こそ、初釣を成功させると、午前4時自宅を出発!例年初釣は惨敗していることから、今年は単独釣行にすることにした。午後6時、渓流沿いの林道を走らせていくと、そこにはため息が出る光景が待ち構えていた。渓流沿いの道端は車、車、車。釣人、釣人、釣人である。これでは、まともな釣はできないかなと、かなり不安になりながらも、車止めまで車を進めると・・
車止のかなり手前で通行止のポールがたっている。しかも、そこには先人の車が4台も止まっている。既にこの時点で、源流域に入るのは絶望的、私は諦めた!・・が、このまま帰るわけもいかず、とりあえず、竿抜けポイントとなりそうな林道から沢までが崖になっている、一般の釣人が沢に降りれそうもない場所を見つけ、8mmのザイルをガードレールにかけ懸垂下降で沢に降りる。



2007年03月04日


半年振りの渓は、私の想像とはかなり乖離した状態で迎えてくれた。ビールの空缶、ペットボトル、黒ずんだビニール片、ごみだらけである。しかし一方で、沢の水量は十分!底石も美しく清らかな流れがある。このアンバランスさが悲しみを一層増幅させた。普段、車で入れる道沿いの渓流に入ることがない私には、あまりにも酷な光景であった。これが、渓流の現実なのだろう!ゴミの落とし主の多くは釣人であり、同じ釣人として激しい怒りを覚えたが、一方でこのゴミを回収するといった勇気は、自分には持ち合わせていない。自分にできることは、なるべくゴミを見ないようにすることぐらいで、そもそも、私が、源流域の釣りスタイルになったのは、ゴミやマナーの欠落した釣人と会わないようにする為だったかも知れない。嫌なものは見ないことにする!はたしてこれで良いのだろうか!渓流釣りと一生つき合っていきたい私にとっては、これからの大きな課題である、渓流をとりまく環境は確実に悪くなりつつあるのだから。一人で釣りに行くと孤独と引換えに、色々なことを考える時間を与えられる。



2007年03月04日


結局1時間程竿をだしたが、一度沈んだ気分が戻るわけでもなく、チビヤマメを2匹ほど釣上げ、美しいパーマークをデジカメに撮ったところで納竿。高速をとばし午前8時50分には家に到着。家に帰ると、もうすぐ6歳になる娘が一人でテレビ(プリキュア5)を見ており、嫁はまだ寝ていた。娘はあまりにも早い帰宅にびっくりしていたが、「お魚とれたの?」との問いに、私が頭を振ると。「今度はちゃんと釣ってきてね」とめずらしく優しい言葉をかけてくれた。



2007年03月04日


帰宅後、めずらしくやる気をだした娘に、鉄棒(逆上がり)の特訓を施したが・・・まだ相当時間がかかりそうである(^^)




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