9/4 K川釣行! 歩くイワナ?


2005年09月04日


9月に入り、幾分暑さも和らんできた。8月は仕事、家族サービスと忙しく、一度も釣りに行くことができなかった。既に私は釣りに行きたくてたまらない、禁断症状!そんな中、ある料理番組(魚料理)を観ていると、子供が「パパのいわなが食べたいよ!」と嬉しいことを言い始めた。すかさず、私は「そうかそうか、それじゃあ、今度の日曜日いわなをいっぱい釣ってきてやるぞ!」と、ちらりと嫁の顔をのぞくと! 嫁より「一度だって、いっぱい釣ってきたことはないんじゃない!そもそも、今年はいっぱい釣りに行かせてあげたのだから、もう満足したでしょう!」と厳しい回答。しかし、ここで子供の再度応援がはいる、「パパのいわな食べたいよ!」こうして、2対1、なんとか嫁さんを説得し、ひさしぶりの釣行決定!



2005年09月04日


天気予報は午後から崩れるとのことから、場所は近場の栃木県K川に決定!去年けっこう良い思いをした沢であるが、今年はまだ一度も入っていない。最近仕事が忙しく休みが合わなくなった粕Y選手であるが、何とか都合がつき、粕Y選手と午前7時鷲宮町を出発。途中ミミズを堀り、午前9時に入渓地点に到着。既に四駆が一台止っていたが、相談のうえこのまま入渓することに。この沢は上流でいくつもの沢に分岐していることから、先行者がいてもそれほど気にならない。林道を歩くこと30分、一年ぶりの沢は豊かな水で我々を迎えてくれた(^^)。



2005年09月04日


沢はやがで分岐するも、先行者の気配もないことから、粕Y選手は右の沢、私は左の沢をつり登ることに!粕Y選手は私から連絡用の無線機を受け取ると、あっという間に沢の奥に消えていった。彼もまた久々の釣行、相当楽しみにしていたのである。しかし、本来なら9月の沢は涼しく秋の気配さえ感じるはずなのに、今年はまるっきり夏の沢である。みずなもまだ花をさかしているではないか!せっかく、みずなこぶを採ろうと思っていたのに残念である。



2005年09月04日


えさはぶどう虫、きじ、バッタを用意してきたが今日はどうやらバッタがアタリえさのよう!ぼちぼちと7寸くらすのイワナが釣れだしてきたころ、粕Y選手から無線がはいる。「先行者がいるのか?まったく釣れない、場所を変えよう!」とのこと。せっかく良い調子になってきたのにと、別れた二股の場所に一旦戻って合流することに!しかし、この無線機の威力はすごい!沢ではもちろん携帯電話は圏外、そこでネットオークションで落札した米国ミットランド社製の無線機。尾根を挟んでいても電波は相当飛ぶようだ!



2005年09月04日


粕Y選手と無事合流。ぶどう虫で釣っていた粕Y選手に、今日のあたりえさはバッタだから、しばらくバッタを採ろう!釣りはいつのまにか虫取りに変更。林道沿いの草むらでバッタを追い回すこと30分!お互い10匹程度の山イナゴをゲット!こいつをエサに釣行再開!私は既に20cmクラスのイワナを3匹ゲットしていたことから、粕Y選手の指導に専念することに!「糸が長すぎる!気配が魚に見つかる! ポイントが違う!」私の指導はかなりうるさく、粕谷選手は迷惑そう!そんな中で、岩の手前のたるみから、バッタに良型イワナがとびだしてきた、「ホラーきたぞ、あわせろ、なにやってる、もっとガッーンと合わせて一気に抜きあげろ!」興奮して叫ぶ私を尻目に、粕Y選手は以外と落ち着いて、タモにイワナを取り込んだ!美しいイワナである、塩焼き決定でもある(^^)。




2005年09月04日


その後、バッタをエサに粕Y選手も3匹ほどゲット。あたりエサさえわかればけっこうイワナはたてつづけに釣れてしまうものである。やっぱり普段食べているエサが一番食いがいい!よだれがでそうなポイントが現れたので、私も我慢できず竿をだすことに。バッタを中央やや右の石(たぶんこの石の下にイワナが潜んでいる)ぎりぎり手前に落とし込みと、案の定岩の下からイワナが飛び足してきた。バッタを飲み込むのを確認して、ガッンとアワセルも、残念掛があまかったのか足元手前の湿った砂利場にイワナは落ちてしまった。ここで、びっくりする光景に出会う!



2005年09月04日


イワナが落ちた場所は湿っているものの、泳ぐこともエラ呼吸できるような場所でもない。しかし、多くの場合このような場所に釣り落とすと、イワナはへびのように体をくねらせて水に逃げてしまう。経験から水に逃げられないように、私は慌てて竿を投げ出しイワナを捕まえに行ったその時である。私が投げ出した竿にはエサがまだついていて、そのエサはイワナの鼻先30センチぐらいの場所に投げだされていたのだが、何とこのイワナは体をヘビのようにくねらせて地上を進み、そのバッタ(ハリ付)に食付いたのである!バカイワナと言ってしまえばそれまでだが、やっぱり、イワナは他の魚とは違う!多くの釣師がイワナに魅せられてしまうわけである!イワナには太古の野生のDNAがたしかに受け継がれているのではないだろうか!



2005年09月04日


午後3時、雲行も怪しくなってきたことから納竿。地上を歩くイワナ(一番上)もくわえ、4匹のイワナをお持ち帰りさせてもらうことに。帰りの林道歩きではイワナの神秘、魅力の話で盛り上がり、車に戻る頃、ポツリ、ポツリと大粒の雨が渓をつつんだ。特に眠くなることもなく午後6時帰宅。夕飯時、子供(娘・4歳)が満足そうにイワナにかぶりつくのをながめながら、この子も釣りをやるようになればいいのになあ〜と思う今日この頃です。




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