初釣り、尺イワナ+鹿ナベ


2005年03月01日
2005年の渓流解禁!毎年解禁時には、雪と寒さでひどいめにあっていることから、渓流釣りは4月からと思っていましたが・・・、半年振りの渓の雰囲気を味わいたく、細Dさんと別役さんに誘われるままに群馬県K川へ! 午前10時に私の家に迎えに来てもらい、途中でミミズを堀り、昼飯をすませ、車止めに着いたのは既に午後2時。


2005年03月01日
細Dさんと行くと、いつものんびり釣行。「2時間も釣りをして5つ、6つ釣れば十分!そんなに朝早く行く必要なないよ。」が細田さんの口癖。エサも現場で確保するのがモットー!そんなわけで、山の牛舎の堆肥置場でミミズを掘らせてもらうことに!でも、牛舎の方の話では、堆肥(牛糞)の野積は今年から行政で禁止されてしまったとのこと。これからはミミズもいなくなるのでは! 「堆肥=きたないもの」と考える行政の考えそうなことである。
 実は、今シーズンよりミミズの培養計画を密かに進めていた私は、ここぞとばかりに天然シマミミズ取りに熱中! 沢についたのは、既に午後2時。他の釣人はいないようだが、3月の沢はまだ冬枯れの中にあり、緑といえばアオキの木ぐらい。残雪の残る沢はスベリやすく注意しながら待望の一投目を振るも、まったく反応無し・・・!


2005年03月01日
本流スジの沢はまったく反応無し。 このままではボウズ・・・の心配をしながら遡行していると、細Dさんが 「しばらく登ったところに、右側から沢が入っているから、その沢に入りなさい!」との指示。 たしかに右側に沢が入っているものの、幅50cm程度の小沢で内心本当にこんな小沢にイワナがいるのかな? と疑問に思いながらも小沢を登るとすぐに水深のある場所が目に入ってくる。何気なくエサを落としてみるが、枯れ枝が邪魔で上手く、エグレの手前にエサが入らない。しかたがないので下流側にミミズをつけた針を静かに落としてみると・・・、何とエグレの中から大きなイワナがヌーと出たと思うや、ゆっくり反転して、私のミミズをガブ! うぉーぎょー、緊張が全身を貫くなか、はやる気持ちを抑えて、「我慢我慢、一呼吸おいてエーイ」思いっきりアワセる! 


2005年03月01日
バシャバシャバシャ−、大暴れするイワナ!しかも間違いなく尺イワナ! 竿は6.1メートルしかし、小沢なので3メートルぐらいしか伸ばしていない。竿の弾力を使うこともできないことから、思い切って強引に抜き上げることに。 エイヤ! 幸い足場がしっかりしていたこと! 仕掛けが0.6号の通しだったこと、早春でイワナの体力がなかったこと!色々な幸運が重なったのでしょう!遂に、素人釣師の私も尺イワナをゲットすることに!


2005年03月01日
イワナを釣上げた直後の私は興奮のあまり、記憶がほとんど無し! 後で細Dさんに聞いたところ、自分で上あごに掛かったハリを外して、写真を撮影し、住みかと思われるエグレのある小さな淵にリリースしたとのこと。痩せているものの、35cmの見事な天然イワナ! 初めての尺イワナ、しかも35cm、うれしい、うれしい、うれしい(^^)/ 。
後で考えるとリリースしてしまったのがもったいなかったような気もしました。前から憧れていたイワナの刺身が、このイワナなら出来たかもしれない!でも、この時は、何故かこのイワナがこの沢の神様のような気がして、「自分は神様を釣上げるといった、もしかしてとんでもないことをしてしまったのではないか!」と、たかだか35cmのイワナで大げさと思う方もいると思いますが、私はこのイワナに確かに神々しさを感じたのです。気分が高揚してしまった私は、もう釣を続けることは到底出来ず、納竿。 同行した細DさんとB役さんの二人も「こんな立派なイワナを見せつけられた後では、とても釣は続けられませんね!」と私に付き合うように納竿。私に先行させてくれた二人。しかも、興奮してしまった私に、やさしい眼差しで付き合ってくてた二人に本当に感謝!


2005年03月01日
話は続きます。釣の帰りに地元の猟師さんに尺イワナを釣った話をしたところ、大変びっくりされて、「お兄ちゃん運がいいね!尺イワナがいるとはね!まだ、いるんだね〜」と関心した後で、「先日仕留めた鹿肉が凍らせてあるんだけど、持っていくかい!」と自宅から凍った肉塊を持って、ニコニコしながら渡してくれました。巨大な肉の塊は、普段私がみるスーパーで売っているものとはかけはなれており、私はできれば遠慮したかったのですが、細田さんが美味しいからと、なかば強引に私の家にも、写真の鹿肉を置いていきました。


2005年03月01日
さっそく自宅で鹿ナベで食べることに!しかし以前にスギヒラダケで失敗(詳細はスギヒラダケよもや話参照!)している私を警戒しているのか?嫁さんと子供(3歳)は鹿ナベには箸をつけず、私一人で食べるこに・・・
 野生の肉は、獣臭くてスジぽいものと想像していたのですが、ポン酢で食べた鹿肉は、少しレバーぽい血の味が残っているものの、やわらかく大変おいしいものでた。例えるなら、脂の少ない上品な牛肉といった感じです。とても一人で食べきれる量ではなかったので、残りの肉は冷凍しておきましたが、このことを嫁さんの実家に話すと、是非食べたいとのことなので、残りは嫁さんの実家に持って行くことに!焼肉にして食べたら大変旨かったとのことでした。
 こうして、2005年度の渓流釣りは充実したスタートを切ることができました(^^)/




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