O川


2004年07月19日

7:29

2004年7月17日(土)3連休初日、「運動不足解消の為、イワナ釣りに連れて行ってくれ!」 酒の席の冗談と思い安請け合いしたW次長の申出が現実に!午前6時大利根町のW次長宅へ迎えに行くと、3匹の猫が車の上に寝そべっていた。奥さんに「夕飯はイワナ尽くしですよ!」と大口をたたき、一路県道を北上。今回の目的地、栃木県O川へ! 大利根町から1時間半程で目的地の駐車場に到着。北陸は停滞する梅雨前線の影響で洪水となっているが、関東は既に梅雨明けし、天気は上々。(^^)
今回の沢は、私も初めてなので、事前にインターネット等で情報集。しかし、これが裏目に!地図にもインターネット上にも書かれていなかった、新しい道をどんどん登ってしまい、工事関係者に怒られるはめに!さんざん迷ったあげく当初目的地としていた入渓地点を発見。1時間以上ロスしてからの釣行開始となった!



2004年07月19日

8:21

入渓地点の風景!午前8時、釣り開始。いきなり、2本持参した竿の内の一本の穂先を折ってしまい、補修することに!次長には暇をしてもらってもしょうがないので、前方の倒木のあたりで竿を出して下さいとお願いしておくことに!すると5分もしないうちに、次長がなにやらさわいでいる。沢の音にかき消されて何を言っているかわからないものの、多分仕掛けが絡んだものと思い、新しい仕掛け(今回大量に用意してきた!)をもって駆けつける。と、何と20cm程のイワナを既に釣上げているではないか(^^)/  話によると、竿を上げたらついていたとのこと!じっくりと釣り指導しようと思っていたのに・・・・あまりにも、簡単に一匹目を釣上げてしまったことから少々拍子抜けしながらも、とりあえずキープすることに。しかし、これ以降アタリ無く、遡行も難しくなってきたところで一旦道に登る。



2004年07月19日

9:14

林道入口は、梅雨明けの夏の空が広がっていた。このあたりには藤蔓が多く、もう少し季節が早けらば、すばらしい景色に出会えたはず!



2004年07月19日

9:15

林道は山岳地図によると徒歩で40分程とのこと。とりあえず、1匹ゲットし、ヤブ漕ぎや沢登りよりこちらの方がましと笑顔の次長。巨大アジサイ(花は以外と小さい)が目を楽しませてくれる。



2004年07月19日

10:55

上流で、さっそく竿を出してみると、私の竿にイワナ2匹程ヒットしたものの、キープサイズに至らず、沢にお帰りいただくことに。沢に沿って登山道が整備されており、中々釣りやすい沢。魚影もなかなかのもの! 沢を登るうちに、登山道も沢も2本に別れ、我々は右側の上級者向けの登山道を利用して右の沢へ進むことに!これがまたまさに上級者向けの登山道!道幅ときたら沢との高度差が増すにつれて狭くなり、一番厳しいところでは、道幅は20cm程、足を滑らせたら、20メートル程下に見える沢までノンストップ間違いなし、骨折ぐらいではすまない高さ!「次長注意して下さい!」と気遣うも、次長は至って冷静で、「これは人間の道じゃないね、鹿の道かな!」私より余裕ありそう。本当は写真におさめたかったんだけど、そんな余裕も無く、何とか無事に危険地帯を回避。



2004年07月19日

11:13

沢に降りると、至るところにきのこがはえている。私はきのこの知識がないので、家で調べようと、写真を撮ることに。きのこや山菜の知識があれば、渓流釣りをもっと楽しむことができるはず!



2004年07月19日

11:52

ポイント毎にエサのぶどう虫を落とすとイワナが飛出してくるものの、エサの直前でUターン!エサが悪いのか、仕掛けが見破られているのか?針を小さくしたり、重りを小さくしたりするも、効果無し。川虫は全然採取できず、エサはぶどう虫のみ。ミミズをもってくるべきだったと後悔。体重制限がありそうな橋の下に絶好のポイントを発見。イワナが飛出してくるも、エサに食付くことなく残念顔の次長!



2004年07月19日

12:10

さらに釣上がると沢が二股に!ちょうどお昼ということで、今回のメインイベントである、ざるそば(流水麺)で昼飯に、とりあえず竿は2本とも小さな釜に置き竿に。名水で有名なO川(ずっと下流でみんな水汲みしている)の源流の水を贅沢に使い、ダイエーで4食300円の流水麺をジャブジャブと洗い89円の揚玉を降りかけると、あら簡単3分間燃料いらずクッキング沢のごちそう出来上がり!この時の為にキーンと冷やして持ってきたアサヒスーパードライ350ml2缶で乾杯しょううと思ったら、既に次長は我慢の限界!私のクーラビクから無断でビールを取出しすでにグビグビ飲んでいる始末。



2004年07月19日

12:10

家庭でははまったく酒を飲まない私にも、沢で飲むビールは格別(^^)。ビールがこんなにうまいものだったとは!ざるそば4人前は相当のボリュームがあったものの、数分でたいらげ満足な二人! ただ、1点だけ反省点をあげるとすれば、100円ショップの安物のめんつゆを持ってきてしまったこと。嫁さんの話では、めんつゆには金を惜しむなとのこと!



2004年07月19日

12:13

昼食を済ませ、置き竿を上げてみると何と、グッグッグッとの手ごたえとともに、20cm程のイワナが釣れて来るではないか!うれしいビックリ。何故か昼食時の置き竿には、イワナが釣れていることが多いような気がします。次長の話によると「蕎麦を食べるときに竿がちょうど座る位置にあり邪魔だったので、滝壺にえさを移し代えておいたんだよ、それが良かったのでは?」とのこと、釣ったというより、釣れていたイワナもキープし午後の部スタート。



2004年07月19日

13:43

苔むした沢は7月とは思えない程涼しく、沢の音とひぐらしの声のシンフォニーに包まれている。時々かみついてくる虻が少々気になるものの、概ね快適な遡行!次長の竿にもイワナが2、3匹釣れて来るも、どれもメダカサイズ。



2004年07月19日

13:48

突然、面前にワサビ田が広がる。事前にインターネットで情報をつかんでいたものの、こんな沢の奥に本当にあるとは!車止から徒歩で1時間以上。しかも最後はかなり危険な仙道も通らないといけないのに、なんでこんな不便なところに、まるで隠すようではないか!ワサビとはそこまで高級品なのだろうか!地元の方のご苦労に関心します。



2004年07月19日

13:43

13:30天候も気になったことから、釣行を終了とすることに。今回の釣果は20cmのイワナ2匹。次長の奥さんに大口を叩いた手前、これはかなり恥ずかしい結果となってしまいました。内臓を抜いて香り付けにと、沢で見つけた山椒の葉を一緒にしてみました。家に帰ってからは塩を振って焼くだけです。次長の晩酌の肴にどうぞ(^^)



2004年07月19日

13:48

帰りは慎重に歩いて、1時間程で車止めに。帰りは立寄り湯(310円)で汗を流し、最寄の酒屋でアルコールを補給。天候もくずれることなく、午後4時次長宅へ。次長の奥さんがおみやげにと、自家製なすときゅうりとピーマンを買い物袋いっぱいを差出してくれたのに対し、こちらはイワナ2匹ぽっちを赤面しながら差出し、「いつもをもっと釣れるんですが・・・」、こうして腕を磨かなければと改めて誓いながら帰路につくことに。帰宅後は、3歳になる娘の「パパ釣りに行ったの、おさかなどこ」との厳しいリフレイン(10回ぐらい)の中、疲労で爆睡することに・・・・。次長また行きましょう、今度は一人20匹ぐらい釣れますよ!




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