倉見川キャンプ釣行(1日目)


2004年06月05日

0:52
群馬県は皇海山周辺でのキャンプ釣行を計画! 15年前に池袋の秀山荘で購入したアタックザックを物置から引張り出し、パッキング。あれもこれもと入れていたら、1泊の釣行なのにザックは満杯に? 学生の頃は、1週間以上の縦走でも、もっとスマートにパッキングできたのに! とにかく物を減らそうと、いらないものを探していると、ありました、かさばるものが!これも15年前に秀山荘で購入した化繊のシュラフ!テントを持っていくし、こちらは毎日寝苦しい熱帯夜続きだし、枕にしかならないシュラフはいらん!とシュラフを置いていくことに!(これが、今回の釣行の最大の失敗になるとは・・・)



2004年06月05日

4:56
午前1時に相棒の粕Y選手が愛車軽自動車トッポBJ(ヤフオクで10万円で落札したらしい!)で迎えに!埼玉県鷲宮町から国道122号を北上し、桐生→大間々町→黒保根村を経て根利村へ。午前4時、空が明るくなると天候は極めて良好。しかし林道内のゲートに到着して、唖然!情報ではゲートが開いているはずなのに、しっかりと閉まっているでは無いか。ガビョーン!ここで粕谷選手が、魔法の呪文を唱えるもゲートはびくともせず、作戦会議に!藤井案が採用され、入渓地点まで歩くことに!このかなり怪しい格好で午前5時、今回の釣行がスタート!



2004年06月05日

5:47
1キロも歩かない内に、沢まで降りられそうな踏み跡を発見し、我慢できずに、重装備のままかなり怪しい踏み跡を辿って沢に降りることに。転びそうになりながらも沢に降りてみると、そこはすばらしい渓相!期待ふくらむ瞬間。初めての倉見川は我々を優しくむかえてくれそうです。早速、オニチョロを1匹つかまえて、目の前の瀬に投込むと第一投目からアタリ!うーんすばらしい!しかし、釣れてきたのは16センチのお子ちゃまイワナ!粕Y選手の厳しい指導のもと、リリースすることに。



2004年06月05日

6:11
2匹程リリースサイズのイワナをゲットした後、沢を登ってみると、なんと入渓地点からわずか50メートル程で滝が出現! 滝の左側にトラロープらしきものがぶら下がっているものの、とても恐ろしくてそれを使う気にはなれずに、重装備のまま高巻きすることに!



2004年06月05日

7:25
泥壁に苦労しながらも、何とか滝を突破すると。上もすばらしい渓相。さっそく、淵尻にオニチョロを落込むと、ググと手ごたえ。20cmのキープサイズ岩魚をゲット!この場所は竿抜けポイントとなっているのか、魚はすれていないようです。とりあえず、晩飯は確保して一安心!(^^)



2004年06月05日

8:10
緑に包まれた渓流! 今日はすばらしい一日となることを確信! 粕Y選手が持ち込んできた無線機(最大16キロまで聴こえるらしい)も抜群の性能を発揮!通常、沢では仲間と10メートル以上離れると、沢の音にかき消され会話は殆ど不可能!従来はジェスチャーで意思疎通をしてきたが、どうもうまくいかなかった。この無線機があれば、別々の枝沢に入っても、おたがいの釣果を確認(自慢)しあうことができるし、危険も簡単に知らせることができるようになり、釣りの行動範囲が数倍広がることに!



2004年06月05日

8:21
粕Y選手も、滝上の釜で橙点のすばらしいコンディシュンのイワナをゲット!倉見川のイワナの引きは中々のもの、塩焼き用としてこちらもキープさせてもらいました(^^)



2004年06月05日

10:16
午前10時、気温も上昇しアタリもなくなってきたところで、草地を発見! さっそく、ベースキャンプを設置することに。これで、重たい荷物ともおさらば!粕Y選手はブルーシートろ麻紐で手際よく、そしてけして芸術的ではない天幕を設置。



2004年06月05日

14:08
午後から枝沢に入ってみると!これが大当たり、水量はかなり少ないものの、落込み毎にぶとう虫を落とし込むと、ほぼ100パーセントの確立でイワナが食いついてくる。しかし、型にはめぐまれず、又種沢と思われることから、10匹程度釣上げるもすべてリリース!ちびイワナが多い沢ではスレ針を使用することをお勧めします。針を飲まれても、針はずしを使えば、誰でも簡単に外すことができます。



2004年06月05日

14:48
さらに、上流の枝沢で粕Y選手が24センチのイワナをゲット!ほとんど水が無く、おまけに藪が覆いかぶさっていたポイントから、丁寧に抜きあげた一匹! 近くで熊のものらしき足跡を見つけて、早く撤退したい私に、無理やり写真撮影を強要させた彼は、かなりの興奮状態!



2004年07月03日

16:42
ベースキャンプに戻り、下ごしらえを終えたイワナたち!粕Y選手が最後に釣上げた一番上のまっ黒イワナが目立ちます!



2004年06月05日

17:07
ベースキャンプにした場所は多くの人が利用してきたようで、焚火の後がちらほらあり、その中の一つの炉を組み直して、本で読んだ、ガムテープを着火剤焚火を開始!薪は流木を中心に豊富にあるし、中々快適の空間を演出。さっそく晩飯準備にとりかかり、3本串で蒲焼状態のイワナ達!この焼き方が一番効率が良いとのこと!渓の贅沢な一時!



2004年06月05日

18:22
野営地の風景、人工的に作られた空間であることは、一目瞭然!多分、堰堤を作るのに重機を入れた後と思われる。粕Y選手の後ろには大量の薪が確保されており、豊かな焚火が保証されております。夕飯はイワナの塩焼きに、私が家にあったジャガイモと玉ねぎ、ウインナーを飯ごうで煮込んで、コンソメスープの素で味付けした簡単ポトフ!これが中々いける!普通の人たちはこれを肴に焚火を囲んで酒盛りといったところだが、悲しいことに我々二人とも下戸であることから、午後ティーで乾杯!



2004年06月05日

19:50
焚火、ただそれだけで楽しい! その時ふと、暗闇に目をやるとヘッドランプに反射した獣の光る目が私を見つめているではないか!ゲゲ、何だろう!熊じゃなさそうだけど?ビビル私に対して、粕谷選手は、先程からキュイーン、キュイーンと鳴声が聴こえたけど、その主はあいつだね!多分タヌキだよ!と余裕の表情!エサがもらえると寄ってきたのかも知れないね! でも闇の中での光る目はかなり怖い!石を投げておっぱらい、午後10時には集めた薪を使い切ってしまい、焚火でポカポカになったことから、そのままテントにもぐりこみ、初夏の山の涼しさの中、安眠・・・・



2004年06月06日

0:24
・・・のはずが凍えて目が覚めてしまった!もうそろそろ夜が明けるころかな?腕時計を眺めて、愕然!まだ、23時ではないか!僅か1時間しか寝てないではないか!寒い、寒すぎる。やばい、荷物を軽くするためにシュラフを持参していない、朝まで6時間はあるではないか、絶望的である!傍らでは、粕Y選手が寝袋にくるまっているものの、寒さで小刻みに震えているではないか!気温は10度を下回っている様子。またやってしまった!夏山で凍えるはめに!学生時代に夏山をなめて凍えた記憶が蘇る!粕Y選手を起こし対策について相談する。@車の中に非難する→外は獣の気配がするし、闇の中林道まで登る勇気無し、よって× A朝まで不眠で焚火をする→集めた薪は調子こいて全部使ってしまった為、闇の中薪集めをしなければならず、よって× B朝までひたすら我慢して寝る→1番簡単よって採用!こうして、長い夜がスタートした。結局、シュラフ無しの私は寒さでまったく眠ることができず、ひたすら夜明けを懇願することに!




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