H19.5.4 尾瀬周辺(大清水 娘6歳)!


2007年05月04日

大清水からの林道歩き!けっこうな観光客が歩いている。
北條師匠に何度かゴールデンウィークに群馬県北部の渓に連れて行ってもらって知ったことである。このあたりでは、梅、桃、桜、菜の花等およそ春に咲く花は、すべてこの時期に集中して咲くのである。いつも釣りに夢中になってしまう私であるが、この春満開の絶景を家族にも見せてやりたいと思い、平成19年5月3日〜4日にかけて、尾瀬方面に家族旅行に行くことにした。

暖冬といえども、尾瀬の湿原はまだ雪に包まれているはずで、旅行者も少ないと思い、4月に入り宿を探すも、どこも満杯、やっぱり尾瀬は侮れない! やっとのおもいで予約できたのは、尾瀬岩鞍リゾートホテル(あの尾瀬岩鞍スキー場のリフト券売場のところにあるあれである!シーズンOFF中につき食事は朝食のみ)であった。学生時代随分と行ったスキー場であるが、シーズンOFFのそこは、駐車場には1台の車もなくひっそりとたたずんでいた。もっとも7月にはすべてのゲレンデがユリの花に覆われ、多くの観光客が訪れるようであるが! 

1日目は、足利フラワーパークの藤棚をみたり、越本の水芭蕉をみたり、のんびりといかにも嫁さんの好みそうなスロースケジュールをこなした。しかし、まったり系の旅行は私の望むところではなく、二日目は密かに「子供山好き計画」を進めるのであった。



2007年05月04日


5月4日、ホテルの朝食ビッフェ会場は、大量のあばさん軍団の雑踏の中にあった。こんなに宿泊客がいたのかと思いビックリし(多分、水芭蕉ツアーとかがあるのだろう!)、オバサン達の傍若無人ぶりに圧倒されながらも、我々は素早く朝食を済ませ、早々にホテルをチェックアウト。車で大清水に向かった。(この時点では、嫁さんには大清水の水芭蕉を見に行くと告げ、自生地は駐車場の真前だから歩くことはないと話しておいた。)

大清水の駐車場は、早い時間にもかかわらず、多くの観光客で賑わっていた。しかし、水芭蕉は越本に比べるとまだ時期が早いのか貧弱で、ゆっくり見てまわる程でもなかった。私は計画通り、ここから尾瀬沼に向かって林道が延びている、せっかくだからチョットだけ歩いてみないかと切り出す。こうなることを予測をしていたのか嫁は激しく抵抗したが、「ほら、みんな歩いている! しばらく歩けば雪も残っているだろうから、雪遊びもできる!雪だるま作ろう!」と娘の調略に乗り出す。この誘いに6歳の娘は無垢な源流イワナのように一発で食いついてきた!「ワーイワーイ雪遊び、行く行く!」 こうして、往復3時間の林道歩きがスタートした。(通常の足では往復2時間程度であるが、6歳の子供の足では倍近くかかるのである!)



2007年05月04日


すれ違う人達がみんな、娘のことを褒めるもんだから、娘はこの変化の乏しい林道歩きをたいそう気に入り、沢があれば近づき、きれいな雪原があれば足跡をつけに走り、先頭をどんどん進んでいく。(こいつ絶対、帰路バテル!)

しかし、林道を歩きながら何本もの沢を跨いだが、どれも惚れ惚れするような沢である。私も嬉しくなってくる。正面には、雪に覆われた山々が5月のやわらかい日差しを全身に浴びキラキラと輝いている。



2007年05月04日


1時間半程で、一ノ瀬休憩所に到着。ここから先は林道から登山道に変わるが、木道は雪に覆われ、踏み外すと、スボズボとヒザまで沈みこむ状態。娘は先に進むと言い張るが、とても我々の装備で先に進めるわけもなく、多くの観光客同様ここで引き返すことにした。一応記念撮影(当ホームページ嫁さん初登場である!)、帰りは案の定、娘がバテテ、ぐずぐず言い始めた。靴も、靴下も濡れているし哀れにも思うが、ここは頑張ってもらうことにした。グズる娘を励ましたり、しかったり、あの手この手を使い何とか大清水の登山口に戻った。実際のところ、標高差もなく、いくらも歩いていないのだが、嫁は騙されて山を登らされたと騒いでいる。グズりながらも何とか歩いた娘には、ご褒美として大清水の土産屋で「花豆ソフトクリーム」を買ってあげた。娘は思惑通り、楽しかったとはしゃいでいたが、車に乗るとすぐに爆睡してしまった。 最後に、お土産に行者ニンニクを大量に買い込み、のんびりと梅や桜の花を楽しみながら、一般道で帰路についた。

コースタイム 9:20 大清水 ⇒ 10:30 一ノ瀬休憩所 ⇒ 12:30 大清水

感想  越本の水芭蕉はすばらしかったが、5月の尾瀬は早すぎた!




トップへ

戻る